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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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料理研究家の小林カツ代さん。生涯に出版した著書は200冊を超えると言われています。その中の一冊に日本基督教団の月刊誌に掲載していたエッセイをまとめた「光の食卓」もあります。台所で包丁を握り、まな板にむかうと、神様を感じるとカツ代さんは言います。 野菜の美しさ、人間が作ったように見えて実は自然をつかさどる大いなる力によって作り出される食材、それらをすべて神様からの賜物だと感じるからです。心を込め、感謝を込め、腕をふるい、おいしく作らなくっちゃと思うのだそうです。

料理研究家としてカツ代さんはは年子の2人の子供を抱え、仕事を続けました。子供をもって、こういうものを食べさせた方がいいな、これは良くないなと思うことがたくさん見えてきた。だから「ほら10分で、いや5分でもこんなにおいしものができちゃうのよ」「子供がいてあなたも忙しいでしょう。それでもこんなにおいしいものができちゃうのよ」と皆に教え続けていたのです。「よりおいしく、より手早く」が彼女のモットー。最近はよく「何で手をかけて料理を作らないんだ。」「何でもっと時間をかけて料理を作らないんだ。」「近頃の主婦は手抜きである。」と批判されますが、カツ代さんはそうは考えません。いろいろな事情の人がいるのだからと、簡単に手早く誰にでも作れる料理を教えていたそうです。

カツ代さんは最初から料理研究家になりたかった訳ではありません。小さな頃は小説家になりたいと夢見て本ばかり読み、次は漫画家になりたいと勉強もせず絵ばかり描いていた。美大に入ろうとして、文学も良いなあと国文科に入学。大学3年で結婚。そして、料理研究家になる前は日本舞踊を教えていたのです。とにかく、『パッと思ったら、パッと行動する』人です。そんな彼女が尊敬しているのが、彼女の母親です。

カツ代さんはとても民主的な開放的で自由な思想を持つ、明治生まれの母親に育てられました。母親は「カツ代ちゃん、あなたが好きな道にいきなさい。あなたが好きなことをしなさい。それが一番良いんだから。」という人でした。野球をしようと何をしようと、お料理もしなければしなくていいし、女の子だからとかは一言も言われずに育った訳です。結婚するまで、だしの取り方も知らなかったというのですから、驚きです。

そして彼女が特に母親に感謝していることは、世間体とか学歴とか差別といった一切の呪縛がなく、心がいつも自由でいられたこと。いつも絶対的な味方であったことだそうです。

下記はカツ代さんのエッセイの一つです。
じっと我慢、耐える、頑張る、というのではありません。どこかに道は(神様によって)残されていると考えます。(苦難の日にも私は)考えられる限り考え、やれる限りは(希望を失わずに)やります。

みんなが諦めても諦めない。違う角度からも考えます。しつこくとか、諦めきれずにぐずぐず(する)というのとは違います。考えられる限り、出来る限りのことはしてみるのです。

どこかに(神様が用意していて下さる)突破口はないか。まだやるべきことはないかと頭をめぐらし行動します。とにかく投げ出してしまわないことです。

とは言え、それでも尚出来ないこと、取り返しのつかないことは人の世の常。いさぎよく諦め、その事態を(ヨブのような信仰で)受け入れ(すべてを神様に委ね)自然に身をまかせます。

あとはケ・セラ・セラです。「なんとかなるワサ」です。
それは絶望ではありません。なんとかなる、という(信仰的な)希望に向かっているのです。


カツ代さんは昨年、病気の為に天に召されましたが、料理研究家として活動する中で、明るく元気に周りの方に力を与えておられました。そして、信仰と沢山のおいしい料理を私たちに残してくださいました。感謝。

(LVJCCブログ制作チーム:KAO)

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2015.03.15 15:47 | お知らせ
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