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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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今日はノートルダム清心学園理事長・渡辺和子シスターの講和からお送りいたします。

キリスト教が大切にしている祈りがあります。それは「主の祈り」と言われ、ある時、キリストが「祈ることを教えてください」とせがまれた時に、キリストがお教えになった祈りです。ルカ11章によりますと、「父よ、御名が尊ばれますように。御国がきますように。私たちの日ごとの糧を毎日与えてください。わたしたちの罪を赦してください。私たちも自分に負い目のある人を皆赦しますから、私たちを誘惑に遭わせないでください」という祈りです。この祈りは私たちが毎日、ミサにあずかるとき、祈りを唱えるときに必ず唱える祈りですが、私はこの祈りの後半「私たちの罪を赦してください。私たちも自分に負い目のある人を皆赦しますから」と言う部分で、心にやましさを感じることがあります。自分は本当に人を赦しているだろうか、もし赦していなければ、「赦してください」と祈る資格も権利もないのではないでしょうか。

確かキリストは、「赦しなさい。そうすればあなたがたも、赦される。あなた方が量るその秤で、あなたがたも量られる。」とおっしゃっており、わたしたちが寛大に赦せば、私たちも寛大に赦される。赦さない時には私たちも赦していただけない。少ししか赦さない時には、少ししか、赦していただけない。という赦しの厳しさが、記されています。

キリストのご生涯を考えてみると、愛しがたい人たちを愛し、赦しがたい人たちをお赦しになったご生涯であったと、言っても過言ではありません。その極みは十字架上でご自分をお渡しになったこと、私たちを愛して死んでくださいましたし、また十字架につけられて、最初におっしゃった御言葉が、、「父よ彼らをお赦しください。彼らはしていることがわからないのですから。」という言葉でした。

キリストの赦しの特徴は無条件、無制限に人を赦したこと、と言ってもいいかもしれません。無条件、その為には敵をも愛しなさい、迫害する人のために祈りなさい。と言っていらっしゃいます。無制限というところでは、かつてペテロがキリストに「私たちは人を何回赦したらいいのですか、7回までですか?」とたずねた時に、「7を70回繰り返してゆるしなさい。」つまり無制限に際限なく人を赦しなさいとおっしゃっています。

愛と赦しの関係は、ご復活をなさったあとのキリストとペテロとの会話によく現れています。ペテロは12人の使途の頭にたてられ、「ペテロ(岩の意味)の上に私の教会を建てる。」とまでキリストに言われた弟子でしたが、キリストが捕らえられ、十字架につけられたときに、3度まで「私はあの人を知らない」と否み、キリストを裏切りました。3度目に否んだときに、キリストが予告なさった通りに鶏が鳴くのを聞いて、泣き伏すペテロをキリストが優しく見つめていたと、聖書に記されています。

復活後ペテロの前に現れたキリストは、謝罪を要求するのではなく「お前は他の人たちにもまさって私を愛するか」とお尋ねになります。ペテロは「はい、主よ、あなたがご存知のようにあなたを愛しています。」と答えます。同じ問いを3度、同じ答えを3度お受けになって、キリストはペテロの裏切りをお赦しになりました。

キリストにならうということは、私たちも赦しがたい人たちを赦し、愛しがたい人たちを愛することにあると思います。しかし、私たちは神様ではありませんから、無制限無条件に人を赦すことができませんが、せめて人を赦したいという気持ちだけは、いつまでも持ち続けたいと思います。

人々と共に33年生きたキリストは、人間の弱さを十分にご存知ですから、人を赦したいと願いながら、赦しきれない私たちを理解して、私たちが心の戦いに勝った時には「よくやった」とほめてくださるでしょうし、負けてしまった時には「自分が少し謙遜になれてよかったね。」とほめてくださると思います。

(LVJCCブログ制作チーム:KAO)
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2015.02.16 14:47 | 信仰者シリーズ
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