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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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今から約70年前、日本とアメリカは戦争し、多くの人の命が奪われました。また内地でも多くの方が戦争を通して苦しみを受けたのです。特にアメリカに住んでいる日本人、日本に住んでいるアメリカ人は共に周囲から敵勢外国人としてマークされ、収容所に送られました。

日本で収容所生活をくぐり抜けた方の一人にメーベル・フランシスと言う女性宣教師がおられました。彼女が29歳で独身宣教師として日本に来たのは、明治42年の事でした。32年間に渡りキリストの福音を述べ伝え、大正時代に入ると弟のトーマス、妹のアンも働きに加わりました。その結果、キリストの教会が一つもなかった広島と四国の町々に20もの教会が誕生しました。日本の牧師も育ち、祝福されていました。しかし日中戦争勃発と共に、弟トーマスは警察から圧迫を受けるようになり、ついに一切の伝道活動ができず、アメリカに帰国せざるをえなくなりました。

しかし、メーベルと妹のアンは『神はこの日本を深く愛している』と確信し、日本にとどまる決心をしていました。アメリカ大使館からは帰国勧告が出ていました。母国の友人達も帰ってこれるうちに帰れと言いました。そのような中、1941年12月8日ついに日米戦争が勃発し、その翌日、警察官が来ました。そしてメーベルにこう言いました。『あなたは自分がもはや敵国人である事を承知していますか?』、と聞かれ、戦争妨害をしない誓約書を書かされ、訪問者全員の名前の提出を求められ、自宅軟禁の状態に置かれました。しかし、彼女の生活は全く変わらなかったと言われます。毎朝4時に起き、身支度をした後はベッドの傍らにひざまずき、聖書を読み、6時からの祈り会に出ました。一歩家の外に出ると、鬼畜米のスローガンが踊っています。ただ彼女は家に訪ねてくる人の信仰を励まし、祈りました。

その頃メーベルの家には当時だれもが恐れる結核患者が3人も引き取られ、メーベルの看病を受けていました。患者の一人長野ちよこは、ある日のことメーベルに尋ねました。『メーベルさんは死が怖くないんですか?』、長野さんはこんな非常時にいつもと変わらない平静を持ち、聖書を読み、賛美歌を歌っていられるメーベルが不思議でならなかったのです。『メーベルさん、もし今日、死ぬと宣告されたらどう思いますか?』、廊下で立ち止まったメーベルは両手を挙げ、いつものように微笑みながらこう答えたそうです。『喜んでイエス様の御元に参ります。でも、使命のある間は生かされるんですよ人間と言うのは』

メーベルこう信じていました。『私たちの目に見える世界は、私たちをおじけさすもの、不安にさせるもの、疑り深くさせるもので満ちています。しかし、その世界の背後に恵み深い神の支配がある。見かけ上の支配者は暴力的な権力者や、冷酷な独裁者かもしれない。でも、本当の支配者は愛と配慮に満ちた神であって、その配慮はあまりにも遠大なので、すぐには理解できないこともある。どんなに凄まじい雨雲の上にも太陽が輝いているように、人生にたれこめる暗闇のすぐ後ろに、明るくあたたかい神の支配があるという事を信じたのです。』

どうしてもアメリカに帰ろうとしないメーベルはとうとう、四国から東京の収容所に移されました。東京に移された後で、帰国の為の最後のチャンスが訪れます。汽船で本国帰還ができることになったのです。90名近いカソリックの修道女や70名近いプロテスタントの女性宣教師の大部分がこれを機会に帰国しました。日本にいても収容所の中では日本人と面会できなかったからです。ところがメーベルはこの最後の機会をも断ってしまうのです。みずから機会を捨てた時、やはりなんとも言えない寂しさがこみ上げてきたそうです。ところが、自分の生涯が神の御手に握られていると思うと、心に平安がさっと回復したと言っています

。ところで、ここまでしてメーベルが日本にとどまりたいと願った理由はなんでしょう。大使館の勧告を拒み、本国の友人達の勧めを拒否し、収容所生活の中で日本人に会うこともできない状況になっても日本に踏みとどまろうとしたのは、何故でしょう。それはただ神が愛する日本人と一緒にいたいという思いからでした。メーベルの心は日本人と一体となっていました。日本人の上に降りかかる運命を自分も一緒に引き受けようと、心に決めていたのです。そして何より自分はこの日本に、人間の命令で住んでいるのではなく、全ての支配者である神の命令で住んでいる。その方が出て行きなさいとおっしゃるまでは出て行くべきではない。たとえ殺されても、と考えていました。

やがて終戦を迎え、焼け残った宣教師館に宮内庁から特別な使者が送られてきて、皇后陛下が、戦時中に抑留生活を送った女性宣教師達をお茶に招いて、労をねぎらいたいと言う招きのお知らせでした。メーベルはその招かれた席でも、陛下に対して神の救いをまっすぐに語ったと言われています。神の救いとはなんでしょう。それは私たちを罪と死から解放するために、神が用意してくださったイエス・キリストのことです。キリストは私たちの罪を責めるためではなく、私たちの罪のために身代わりに責められるために十字架にかかってくださいました。そして、私たちの罪を赦してあまりある償いをご自分の命で償ってくださったのです。そして、あの十字架の上で息を引き取り、墓に葬られ、3日目によみがえってくださった救い主なのです。

日本にキリスト教と関係のない方は沢山おられると思います。しかし、罪と関係のない方は一人もおられないと思います。
イエス・キリストは全ての人に必要な永遠の赦しをもたらす方なのです。どうぞあなたの為に天からくだり、十字架につき、死からよみがえったキリストを信じてください。(聖書と福音より)

(LVJCCブログ制作チーム:Kao)

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2014.12.29 14:53 | 信仰者シリーズ
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