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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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今日はノートラダム清心学園理事長・渡辺和子先生の講和『自分を愛すること』をお送りします。

ある時ひとりの律法学者がイエス様にたずねます。『全ての掟の中で何が第一ですか?イエスがおこたえになります。「心を尽くし精神を尽くし思いを尽くし力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい」これが第一の掟である。そして第二の掟は「隣人を自分自身のように愛しなさい」』イエス様はここで「隣人を愛しなさい」とだけおっしゃらないで、「あなた自身のように」とおっしゃっていました。それはつまり私たちが、自分を愛することができなければ、人を愛することもできない。と言っていいかと思います。

自分を愛するということは、自分だけがいい思いをしようとする得をしようとする利己主義者のことではありません。むしろその正反対で、損をしている自分、人と比べてパッとしない自分、みじめな自分、そんな自分を「これが私だ」と受け入れて、自分をいじめたり、蔑んだり、嫌ったり、愛想を尽かしたりしない、そういう人のことをさします。

私達は3つの対話を交わしながら生きているといわれています。神との対話、人との対話、自分自身との対話です。自分を愛するというとき、私たちは自分に向かって「お前は本当に馬鹿だね。あんなことを言って、あんなことをして、我ながら愛想が尽きる。でも、私が見捨てたら、他の誰も拾ってくれないのだから、私はお前を見捨てないよ。これからも仲良く暮らしていこうね。」という温かい会話が自分と交わせること、それが自分を愛するうえでとても大切なことだと思います。

私たちがもし24時間、嫌いな人、軽蔑しかできない人と一緒にいなければならないとしたら、辛い思いをします。ところが24時間、自分が好きな人、自分と仲良くできる人、つまり自分自身と生きることができたら、機嫌もよくなり、さびしい思いもしないで、仲良しの自分と仲良く暮らしていくことができるのだと思います。

私たちが自分を愛すること、自分を好きになることはとても大事なことだと思います。私たちの中には二人の自分がいます。一人はありのままの有機体の自分。病気もすれば年もとる。ときには感情が激して、思いがけに言葉や態度をとることがある。これがありのままの有機体の自分です。もう一人の自分というのは、「こうあってほしい」と言う自分であり、「人にもそう見て欲しい」自分、自画像と言っていいかもしれません。感情に激することがない自分、歳をとっても「お若いですね」と言ってもらえる自分、賢い人に思ってもらえる自分、と言っていいかもしれません。そして、ありのままの自分と、他人様に見て欲しい自画像とのギャップが大きいときに、とても不自由になります。さらけ出すことができない、隠さなければならないものが沢山あるからです。そして「あのときは誰々がこうしたから・・・・」などと言い訳が多い人になります。

学生達がデートから帰ってきて、「あー疲れた」というのを聞くと、ふだん着の自分ではなく、”よそゆき”の自分でデートしているのだと思います。相手の方に気に入られようと、普段は使わない言葉を使ったり、とらない仕草をしたり、勉強をしていない話題を話したりする結果、疲れてしまうのだと思います。ふだん着の自分でいると言うことは、決して荒削りの汚いままでいることではなく、そのふだん着をこざっぱりと洗い、アイロンのかかった自分でいること、しかも一人一人が自分のなるべき姿、あるべき自分に向かって成長していかねばなりません。その成長していく自分の姿を偽ることなく正面に出す、それを自画像として他人様に見ていただく「私はまだまだこんなに不十分不完全ですが、これが私です」ということです。

私たちがありのままの自分を受け入れがたいことを示す一つのエピソードがあります。南北戦争下のアメリカを舞台にした、「風と共に去りぬ」という小説が映画化され、主役のスカーレット・オハラにヴィヴィアン・リーという美女が選ばれました。どんなに美しい人でも歳はとります。ヴィヴィアン・リーは54歳まで生きましたが、たぶん50歳にさしかかった頃でしょうか、ある日、手鏡で自分の顔を見ました。姿見だったらわからない自分を小じわがよっていること、肌がたるんでいることを、容赦なく手鏡は映しました。見たくない自分の姿を見たヴィヴィアン・リーは、手鏡を床になげつけ割ってしまった。というエピソードがあります。私はこのエピソードを聞いたときに、「私にもそんなところがある、見たくない自分があって、できるだけ見ないで過ごしたいと思う。でも手鏡を割ったところで、自分の姿を見ようとしないしないところで、現実は現実なのだ。今の私を愛することが大切なのだ。」というふうに気付かせてもらいました。

(LVJCCブログ制作チーム:Kao)

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2014.12.08 16:02 | 信仰者シリーズ
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