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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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先週のブログでビルマ(現マンミャー)宣教師として労されたアドニラム・ジャンソン師の回心について紹介させて頂きましたが、今回は、ビルマ宣教の働きについて紹介させて頂きます。

アドニラム・ジャドソンは、アメリカより宣教師としてビルマに派遣され、苦心の末、聖書をビルマ語に翻訳しました。ちょうど翻訳し終わった頃、1824年にイギリスとビルマとの間に戦争が起こった。彼はイギリス人と間違えられ投獄されました。

アドニラムは刑務所までのおよそ13㎞を素足で行軍させられました。刑務所では毎晩、足に枷をつけられ、両足の間に竹を通され監視兵に逆さに高く持ち上げられました。血液が頭にどくどくと押し寄せ、眠ることができなくなり、肩と首に激しい麻痺が起きます。蚊の大軍がむき出しの足に食らいつきます。このような扱いが2年近くも続いたのです。

このような拷問からどうにか耐えられたのは、夫人が毎日献身的に食べ物を差し入れ、少しでもいいから優しく扱ってくださいと監視兵たちに懇願したからと言われています。

また夫人は夫が多年苦心して訳した聖書の草稿を人に奪われないようにと、家の床下を掘って地中深く埋めて隠しました。しかし雨季が間もなくやって来て、腐る恐れが出てきたため、永く地下に隠しておけなくなった時、夫人は知恵をしぼって一策を考え出したのです。

原稿を掘り出して、よく重ねて巻き、それを綿で厚く包み、その上に布をもって覆い、アドニラムの枕として獄舎に差し入れたのです。まことに妙案で、誰も知る者もなく、アドニラムも大変喜び、安心しました。9ヶ月後、彼はさらに厳重な獄舎に移され、翌朝、他の100人と共に処刑されることになったのです。足かせをかけられ、大切な枕を持って行くことは許されませんでした。彼は命より枕のほうが大切だと思い、なくならないように熱心に祈って一夜を明かしたのです。

そして翌日・・・間際になって、なぜか彼の死刑が中止となり、他の獄舎に入れられました。さらに不思議なことには前に用いていた枕が再び彼のところに入れられたのです。しかし、喜んだのはつかの間で、またその枕が看守に取り上げられてしまいました。看守は上に巻いてあった綿をはぎ取り、芯になっていた原稿をほご紙だと思い、ゴミ溜に捨ててしまったのです。

ところが、更に奇妙なことが起きました。ビルマ人の一人の信者が、これを拾って、貴重な物だとは知らなかったのですが、敬愛するアドニラム宣教師の持ち物だとわかったので、これをしまっておいたのです。このようにして、戦争が終わって、再び草稿がアドニラムの手に戻り、1834年、最初のビルマ語の聖書が発行されたのです。神の守りの御手がアドニラムの上にあった事がわかります。

しかし、聖書は発行はされたものの、アドニラムを支え続けた夫人はアドニラムが釈放された後、病死し、また赤ちゃんも病死してしまいました。彼は神経衰弱になりかけ、雨の日も風の日も毎日、妻の墓に何時間もひざまずいていたそうです。そして、ジャングルに一間だけの小屋を建て、必要な場合に備え、自分の墓を掘っておきました。そして聖書のビルマ語翻訳にひとりで取り組み、聖書を完成させたのです。

彼のキリスト教のメッセージに興味を示したビルマ人はわずか数人でした。これが彼が見ることができた実でした。
でも、そのようにして彼は34年間ビルマに留まり続け生涯を終えます。アドニラムの生き残った子供の一人が以下のことを書き残しています。父は「私はどんなことがあってもビルマを離れない」とよく言っていました。また、 「もし、どんな労苦しても何の実も得られないとしたら、将来、誰かがその実を刈り取るのです」 「もし、何らかの実がすぐに得られたとしたら、それ以前に、誰かが労苦したということなのです」

彼の労により、ビルマ族、カレン族、モン族の間での開拓の働きがなされました。アドニラム宣教師の死から100年後、1950年には、この国の教会によれば、約20万人のクリスチャンがいるとの統計が出されました。さらに50年を経た現在、およそ四百万人、人口の8%のクリスチャンがいるといわれています。

(LVJCCブログ制作チーム:Kao)

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2014.09.29 15:12 | 信仰者シリーズ
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