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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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紀元120-130年頃、イタリアにソフィアという婦人がいました。夫はミラノ市の貴族院議員でしたが、長女が12歳の時、三人の娘を残して病死しました。ソフィアは賢婦人としての誉れも高く、その上に信仰心もあつく、残された生涯を神様のために過ごしたいと決心していました。

三人の娘には、フィデス(信仰)、スペース(聖)、カリタス(愛)と、それぞれ、名前をつけました。また多くの財産も、貧しい人々に分け与えました。それだけでなく、当時はクリスチャンへの激しい迫害が行われた時代でしたので、牢獄につながれているクリスチャン達のために、色々てだてつくし、懸命に尽くしました。彼女は毎朝、まだ暗いうちに起き出て祈りに励み、またしばしば断食をしては祈っていました。

この当時のローマ皇帝は、ハドリアヌスでしたが、彼の迫害のために殉教者が次から次へと出たのでした。そしてついに、ソフィアと三人の娘も捕らえられ裁判に引き出される事になりました。皇帝はいつもなら直ちに死刑にする所ですが、四人の姿があまりにも崇高く、清らかであるため、殺すには忍びず、棄教させ助けたいと思いました。

皇帝は優しく語り「お前達はだまされて、邪教を信じているに違いない。夫は貴族院議員であったのだから赦してやろう。そこで先祖伝来の神に焼香するのだ」と命令しました。しかし、ソファイアは毅然とした態度で、「私の祖先はまちがった偶像を信じて悪魔に仕えてきました。私達はたとえ皇帝の御命令でも、偽りの神に焼香できません」と答えました。皇帝はその言葉に驚き、激しく怒りましたがそれでも殺す事はせず、最高の官吏の邸宅にあずけて、三ヶ月間、棄教させるために専門の異教教師をつけて説得させました。しかし、四人の親子はますますイエス・キリストへの信仰が深まるばかりでした。

ついに皇帝は、刑罰を下さないわけにはいかなくなりました。まず長女のフィデスが引き出されムチ打ちの刑にあいました。フィデスの柔らかな皮膚は破れ、血潮は流れて全身が真っ赤に染まりました。それでもますます信仰を言い表してやめませんので、次には煮える釜の中に投げ込みました。ところが火が消えて害を受けません。最後に首を斬り落とす事になりました。母と二人の妹たちは、フィデスのために一生懸命に祈り続けました。

フィデスは二人の妹に向かって、「私たちが洗礼を受けた時、神に約束した事を決して忘れないでね」と言いました。それが最後の言葉となり、彼女の清らかな魂は永遠の神のみもとへと旅立っていきました。この時、ソフィアは目を天井に向け、「今日は何という光栄ある日でしょう。私の愛する娘はとうとう殉教の光栄にあずかりました」と叫びました。次にはスペースも引き出されました。しかし、やっぱり信仰を捨てませんでしたので、煮える釜の中に投げ入れ、さらに鉄格子の上に座らせました。その後でフィデスと同じく斬首の刑になりました。それでもなお、ソフィアは二人の娘が殉教の冠を得たことを喜び、末娘のカリタスにもはかないこの世に目をとめず、永遠の幸福を望み見て、二人の後に続いてすみやかに主のみもとへ行くようにと励ましました。そしてカリタスも同じように殉教いたしました。

このような自分の目の前で、次々となぶり殺される娘を見る母の心は、いかばかりの苦しみであったでしょうが、ソフィアは祈りつつ自分も殉教を待ちました。皇帝はソフィアが死を望んでいるのを知りながら殺さず、娘の死骸を与えて放免しました。残酷な仕打ちに耐え、娘の屍を葬った彼女は、熱心に殉教の日を待ち、ついに二ヵ月後の九月三十日に望んだ通り天に召されて行きました。

(LVJCCブログ制作チーム:Kao)

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2014.06.02 12:50 | 信仰者シリーズ
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