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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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ローマ帝国に吹き荒れた迫害の嵐も、313年、ローマ帝国コンスタンティヌスの寛容令が発布され、穏やかとなりました。アウレリウス・アウグスティヌスは、こうした時代の354年11月13日に、北アフリカのタガステという田舎町に誕生しました。

彼の父パトリキウスは、ローマの地方官吏でしたが家が貧しいため、息子のアウグスティヌスに教育を与えて、立身出世させたいとそればかりを願っていました。異教徒の父と違って、母モニカはクリスチャンでしたので、彼は幼い日から寝物語にイエス様の話を聞かされました。

彼はまず、タガステの小学校に入れられましたが、教師からはさんざんムチで打たれてラテン語を学ばされました。それにも関わらず、ギリシャ語の方はついに落第してしまいました。次には少し遠くにあるマダラウの学校に進み、次第に頭角をあらわしました。

アウグスティヌスは、それから17歳になって、首都カルタゴに遊学する事になり、親元を離れました。ローマから2番目に栄えたカルタゴは、若いアウグスティヌスを立身出世の野心と肉欲と快楽のとりこにしていました。そうする間に彼の父は亡くなり、母モニカは息子の救いのために、夜となく昼となく祈り続けました。幼い日に芽生えた信仰も全く消えて、彼は罪と不義の中で必死に真理への探求を続け、哲学を学び、さらにマニ教という異郷の宗教に惑わされて、苦しみは深まるばかりでした。

アウグスティヌスはやがて、教理のタガステやカルタゴで教師となっていましたが、30歳頃には、ローマ市長の推薦により、ミラノ市で教授の職を与えられることになり、母モニカと共に移住しました。彼の願いはなんとかして、罪深い自分が肉欲から救い出されて平安を得ることでした。哲学もマニ教も、彼には何一つ心のよりどころとはならず、いよいよ万策尽き果てて、ある静かな家の庭にあるいちじくの木の下で祈っていました。その時、隣から子供達の遊ぶ声が聞こえてきました。それは「取りて読め、取りて読め・・・・」という歌の一節でした。彼にはそれが神よりの御声のように思われ、「はい、読みます」と心に答えて聖書を開き、まっさきに目に入った聖句を読み始めました。

「あなたがたの眠りからさめるべき時が、すでに来ている。・・・・あなたがたは、主イエス・キリストを着なさい。肉の欲を満たすことに心を向けてはならない。」ローマ13:11-14

御言葉の一言一句が心を刺し通しました。ついに涙ながらに罪を悔い改め、イエス・キリストを救い主として信じ受け入れたのでした。

母モニカの喜びはどんなであったでしょう。17年にわたる祈りが聞き届けられたのです。アウグスティヌスは洗礼を受ける前に半年間、静かな山荘にこもって聖書と祈りに没頭しました。34歳のイースターの前夜、ミラノの司教アンブロシウスから受洗いたしました。それから彼は古い今までの生涯を投げ捨て、母と共に郷里タガステに帰ることにしました。船出を待つ間、母モニカはにわかに病に倒れ彼の手を取って言いました。「神様は私のような者の祈りさえお聞き下さり、お前を救いに導いて下さったので、もう何も思い残すことはありません。私の地上の務めが終わったのです。」そして死ぬまぎわに「私の体はどこにでも葬って下さい。私の願いはただ一つ、お前がいつでも神様にお仕えしてくれることです。」と、言い残して天に召されて行きました。

その後のアウグスティヌスは、母の言葉通り、神にのみ仕える人となり、ヒッポの教会の監督に選ばれ、430年に天に召されるまで40年間、異端や異郷から真理を守るために文筆で戦い、天に召されるまで膨大な著作を書き残しました。有名な著作に「告白録」「神の国」「三位一体論」などがあります。

彼はカトリック側からも、プロテスタント側からも深い尊敬を受け、キリスト教最大の思想家、また教会神父として認められています。次の言葉は最も有名です。「あなたは、我々をあなたに向けて造りたまい、我々の心は、あなたに憩うまで安きを得ません。」(アウグスティヌス語録より」

(LVJCCブログ制作チーム:Kao)

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2014.05.02 17:07 | 信仰者シリーズ
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