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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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イタリアのアッシジに、フォリノーという貴族がいました。その妻オルトラナはフィウミという貴族の家から嫁いでいました。大変信仰のあつい婦人でしたが、子供がありませんでしたので、 熱心に神に祈り求めていました。やがて妊娠したとき、「女よ、心配するな。全世界を照らすべき光の子を与える」という声が心に響いてくるのが感じられました。そこでその子が生まれた時、クララ(輝くもの)と名づけました。

このようにして、1194年7月11日にクララは誕生いたしました。それはあのフランシスが生まれて12年目の事でした。クララは貴族の娘として、大事に育てられていたのですが、小さい時から信心深くよくお祈りをしたり、貧しい人を助けたりすることに心を動かせました。彼女はとても美しく、その姿はまるで花のようでその髪はいつも輝いているので、彼女が町を歩いていると、人々がその美しさを眺めにくる有様でした。15歳ぐらいになったときには、方々の貴公子から結婚の申込みがひきもきらないほどになりました。そこで両親は、その中でも一番よい縁談を選んでクララにすすめましたが、彼女は「私には他に考えることがあります」と言って断ってしまいました。

ある日のこと、彼女は聖フランシスの説教を聞くことができました。そのとき、自分の本当の求めていたものを見出し、フランシスの弟子となって、彼と同じように清貧の生活をして、イエス・キリストに仕えていきたいという思いになりました。彼女はフランシスに自分の願いを話し、その年の受難週の最初の日曜日に修道院に入る決心をしました。いよいよ当日、彼女は最上の美しい衣装で家族と一緒に教会にでかけました。自分がその夜に決行しようとしている事を思いめぐらすと、様々な感慨が胸をかすめていきました。家族の誰も知りません。夜が来ました。ひそかに家を抜け出した彼女は、フランシスの待つ修道院に行きました。そこであの見事な髪を切り落とし、美しい衣服を脱いで、荒々しい毛衣に着替え、宝石入りの帯から荒縄に、刺繍をほどこしたやわらかい靴から不恰好な木靴にはきかえたのでした。この時クララは18歳でした。

家のほうではこれを聞きつけて、大騒動です。父はもちろん、召使たちもやってきて、何とか決心をひるがえさせようとやっきになりました。手を変え品を変えてもそれでもだめで、ついにはひどい目にあわせましたが、クララは祭壇にしっかりとすがりついて、「私は決して帰りません」と決心を貫き通しました。家の者たちはどうすることもできず、あきらめて帰ってしまいました。それから16日目には、今度は妹のアグネスもクララの後を追って修道院に入ってしまいました。その後、父が亡くなったとき、母と末娘も手をとって修道院に入って、クララと共に一生を捧げることになりました。

こうして女性の修道者が増えるに及んで、フランシスは女子修道院をつくる必要に迫られ、クララはその院長となって尽くすことになりました。これが最初の女子修道院でした。ある時のこと、サルザランと呼ばれたイスラム教徒の軍隊がイタリアに乱入し、アッシジにもその手がのびました。彼らは修道院にもやってきました。荒れ狂う兵隊に女子が立ち向かうことはできません。そのとき、クララは病気で臥していましたが、力をふりしぼって修道院の入口で神に祈りを捧げました。そこへ兵隊たちは乱入しようと押し寄せてきましたが、突然何かに恐れたのか慌てふためいて退散してしまいました。神はこのように彼女の祈りに答えてくださったのでした。

フランシスはクララの励ましや慰めを受ける事しばしばでした。またクララもフランシスの指導を受け、二人は互いに良き理解者、協力者となりました。そして、フランシスが天に召されたときは、あまりにも深い悲しみで、彼女のほうも危篤状態にさえ陥りました。
当時のイタリアで、贅沢におごり暮らす人々の中にあって、貴族の身分も、豊かな環境も、この世の幸いを捨てて、ひたすら清貧に生き、人々に仕える信仰を通した彼女は、60歳でついに天に召され、愛する主イエスのみもとに行きました。

(LVJCCブログ制作チーム:Kao)

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2014.03.23 22:10 | 信仰者シリーズ
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