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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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南太平洋に浮かぶ小さな島々。今は観光地として有名なニューへブリデス諸島も、かつては人食人種達がその風習の中に生きていました。そこに主の福音を輝かせた人こそ、このペートンです。

ペートンは1824年にスコットランド人として11人兄弟の長男として生まれました。両親は厳格な信仰の人で、幼いペートンもその感化を強く受け、早くから主を信じると共に、主のために働くことについても心を向けるように育てられました。いよいよその志を果たすために、郷里から40マイルほど離れたグラスゴーに出て、勉学することになりました。父は途中まで一緒に行ってペートンを見送りました。「さよなら」を言って別れた丘の上で、彼の姿が見えなくなるまで、「どうか主よ、息子をあなたのお役に立つ者となりますように」と、ひざまずいて父は祈り続けました。この光景は一生忘れられませんでした。

信仰心に燃えるペートンはグラスゴーで学びつつまた、一人で貧民街に入って青少年の救いのために伝道し、この働きは十年間も継続しました。これは彼の実地訓練となり、祈りが深められるために有益でした。大学での勉学も終わりに近くなり、これから自分はどのようにして主のために働くべきかと、祈りつつ聖書を開いていると「見よ、わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいるのである。マタイ28:20」との御言葉が与えられ、海外宣教のために主の約束を信じて出かけることになりました。

人食人種の住んでいる南太平洋に出かけることにしましたが、危険のともなうこの伝道計画を聞かされた人々は、しきりに中止するようにすすめました。しかし、そう言われればなおさら、その地の人々に福音を伝えたいと思うのでした。彼は1858年4月16日、スコットランドを出航し4ヶ月かかって、最初のアネチャイム島に滞在しました。しかし、ここは以前から伝道されていたので、その北方にあるタンナ島に移りました。この近辺の島々こそ恐ろしい人食人種が住んでいて、彼の来る19年前に、2人の宣教師が上陸した途端その場で打ち殺され、食べられるという事件がありました。

彼は上陸はしたものの初めは言葉もわかりません。ある日、一人の原地人が指を差して「セナンジン」と言ったのが、「これは何ですか」という意味だとわかり、それからはいつも「セナンジン」と言って話しかけ、彼は言葉を覚えることができました。しかし、伝道も生活も困難をきわめ、その上病気にかかり、一緒についてきた妻と子供は3ヶ月目に天に召されてしまいました。新しい墓を作って二人を葬った時のペートンは、どんなにか淋しくつらかったことでしょうが、なお伝道を続けました。

彼は、これからの伝道の発展に支援の必要を感じて一旦帰国し、人々に海外宣教の大切さを訴えました。そして、1866年2人目の妻と共に、今度はアニワ島での伝道に取り組みました。この島には水がないため、雨水をためて飲料としていました。それでまずこの不自由な生活を助けるために、井戸掘りを計画しました。酋長を呼んで話すと、「雨は上から降るもので、地の下から降るもんじゃない」と馬鹿にされます。

ベートンは神に祈りつつ堀り下げ、15メートル位になると土がうるおってきました。いよいよ水が出るという確信が与えられましたので、原地人達を集め「私の神が地の下から雨を降らせて下さるのだ」と言って、少し掘るとついに水が湧き出てきました。りっぱな飲料水でした。初め馬鹿にしていた原地人達は、「ベートンの神こそ本当の神だ」と言い出しました。これまでに何度殺されそうになり、また伝道を妨害されたかわかりませんでしたが、主の助けが与えられ、とうとう救われる人が起こされました。それは老酋長のナマケイでした。彼は自分の娘を教育してくれるようにペートンに頼みました。そこで彼は引きとって礼儀作法を教え、よく導きましたので、見る間に立派な娘に変わりました。

ナマケイ夫婦はすっかり感じ入り、集会に熱心に出席して主を信じました。次にはペートンに、最も妨害を働いていた若い酋長ユーリは、彼に命を助けられたことにより回心し、今度はよき協力者に生まれ変わりました。やがて会堂も与えられ、次々と主を信じる人がくわえられていきました。

こうしてアニワ全島がクリスチャンになり、ニューへブリデス諸島全体にまで広がり、彼の働きはいよいよ大きな実を結びました。また神のしもべとして使えたペートンは多くの素晴らしい働きを続け、83歳で主の待つ天国へ召されて行きました。ペートンの父が丘の上で神に捧げた祈りは、父なる神に聞き届けられていたのです。

(LVJCCブログ制作チーム:Kao)

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2013.11.04 14:13 | 信仰者シリーズ
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