
(中村先生ご夫妻の特別賛美)
昨日の主日礼拝はハワイから中村裕二牧師ご夫妻をお迎えし、賛美礼拝の時が持たれました。中村先生は元プロのミュージシャン、ちえこ夫人は歌手。最初の賛美はオリジナル賛美の中から5曲をご夫妻で、メッセージ前の特別賛美4曲はちえこ夫人がお捧げくださいました。オリジナル賛美は中村先生が闘病中に神様から与えれた恵みの賛美です。賛美の中に住まわれる主が、私たちの賛美の中に確かに生きておられました。神様からの恵みの賛美は、私たちの魂に喜びを与え、主を褒め称えたのです。ハレルヤ!

(ちえこ夫人のまなざしの先には主が映っていました)
中村先生と当教会の出会いは約3年前になります。闘病中の先生に千羽鶴を送ったのが出会いでした。皆で祈り続けた先生が回復され、遠い砂漠の地まで足を運んでくださり、聖霊の風を送ってくださった事をとてもうれしく思いました。
メッセージを通して、中村先生ご夫妻の上に現された神様のお働きを教えていただきました。中村先生は20代は「スクエア」というグループでミュージシャンとして活躍し、順風満帆。しかし、20代の終わりに人生の方向を変える風が吹きました。それは奥様が教会に通い始めた事です。ちえこ夫人は高校までソウルのミッションスクールに通っていたので、いつかは教会に行ってみたいと思われていましたが、ちょうどその頃、人生や子育てについて助けを必要としている時期だった事もあり、教会に通い始めました。教会に通いはじめて、ほどなくして、洗礼を受けられました。
こうして奥様はクリスチャンになられましたが、中村先生はお家で奥様から教会の話を聞く事も嫌な状態でした。しかし、不思議な神様の導きで、そのうちに幼い子供を連れて教会に通う奥様を車で送るようになり、次には礼拝に出席するようになり、賛美の奉仕にも加わるようになりました。しかし、洗礼への決心はできずにいましたが、本心は神様が言われているように「幼子のように」神様を信じたいと願っておられたのです。人の心をご存知の主は、中村先生も洗礼へと導き、受洗3年後には、神学校へと導かれたのです。神学校へ通う中、最初の予定にはなかった牧師への召命を受けて、卒業後はちえこ夫人と開拓教会を始められたのです。また、音楽宣教も開始されたのですが、40代初めに音楽宣教で訪れたハワイの地がその後のハワイの牧会へと繋がっていきました。

ハワイの牧会の中でも何度も大変な中を通られていましたが、2008年今までにない大きな風が中村先生ご夫妻を襲いました。直腸がん発覚です。この風はなかなかおさまらない風で、予定では半年で復帰予定のはずでしたが、、1年で10回の手術を受けるほどの大きな闘病となりました。術後もインフェクションをくり返し、牧会に戻りたい気持ちとは裏腹に、一進一退の日々が続きました。
2009年10月、暗く寒い病室で身体中に管がついていました。身動きもできないほどの苦しみの中にいた先生は、ご自身を十字架についているイエス様のお姿に重ねました。その時、今まで持っていたと思っていたものが、全部吹き飛んでいくように思ったのです。そして、そこに残ったのは主イエス様のみでした。麻酔がかかった身体はそのまま天にいくような中にありました。しかし、体の中が温かくなり、真っ暗な中「わたしはある」とイエス様の声が聞こえ、あたたかなものに包まれ、主が共にいてくださる事を知りました。全て吹き飛ばされたと思った時、神の光がご自身の中に見えました。「いやしてください」よりも「主よ共にいてください」という思いが先生を満たしました。
5年前、中村先生ご夫妻に吹いた大風は神が共にいてくださる「恵みの風」でした。人生の中におこる逆風が神が送られた風だと思えば、恵みの大空に舞い上がれるとお証をしてくださいました。
神様は中村先生ご夫妻の賛美を通して、また、語られたメッセージを通して、私たち一人一人を満たしてくださいました。「逆風は聖霊の風、神の恵み」私たちも勇気と励ましを頂き、また新しい1週間を主に信頼し歩みます。中村先生ご夫妻を主がこれからも豊かに祝福し、お用いくださいますように、心からお祈りいたします。

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(LVJCCブログ制作チーム:Kao)
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