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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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今日は第2次世界大戦時、香港の英国人捕虜収容所で、自分の命をかけて信仰を守り、捕虜の生命を守りぬき、戦後英国でテレビ放映され、英国人を感動させた「アンクル・ジョン」こと渡辺潔牧師をご紹介いたします。

渡辺潔牧師(1889-1977)は17歳で主イエスを信じ、25歳から牧師として働き、45歳の時に米国の神学校で学んだ方でした。太平洋戦争勃発に伴い、英語能力のゆえに52歳で香港に遣わされ、捕虜収容所で日本軍の通訳の働きを日本政府から命じられました。

そこで彼が目にしたのは、人間としての尊厳を剥ぎ取られ、劣悪な環境の中で十分な治療を受けられずに死を待つ捕虜たちの姿でした。

ある日、イギリス人捕虜がむきだしにされた胸をベルトの締がねで打たれ、激痛で呻いたとき、もはやいたたまれなくなった潔師は部屋から逃げ出しました。急いで手洗い所にかけこんで、内側から錠を掛けて立てこもったのです、たった今見てしまった恐ろしい出来事から逃れようとして、目や耳をふさぎました。羞恥心と嫌悪、そして絶望で吐き気が襲ってきました。

潔師はむせび泣く声を漏らすまいとして、ハンカチで口を覆い、「神様、あなたは戦争を正当とされて、人々を戦わせているのですか? 神の御子であるキリストが人となって十字架上で死なれたのは、このためだったのでしょうか?」そのような叫びを神に投げかけずにはいられませんでした。そして、神への信仰さえ失ってしまうのではないかと思うほどの深い絶望の中で、自分を見失いそうでした。

とうとう潔師は手洗い所に閉じこもってひざまずいたのです。たった今、見てしまった悲惨な光景と湧きあがった疑念をぬぐい去るために、神にすがりつくように語りかけ、必死になって助けを求めました。力と助けと理解力と、さらに多くのことを求めて、熱い祈りを神に捧げました。

そして最後にこう祈ったのです。「神さま、私をお赦しください。私の弱さとふがいなさをお赦しください。冷酷な私をお赦しください。御子イエスは十字架上の強盗でさえお赦しになりました。どうぞ、何の価値もなく脆弱な私ですが、お用いください。神さまのいつくしみの器として、私の思いではなく、神さまの御意思が実現されますように。」

その後、祖国と敵国との間で苦悶しながらも、潔師は仲間の協力を得て、捕虜たちに医療品を届ける決意をします。それはクリスチャンとして聖書のことばに従い、自分のできる小さなことから平和をつくりだそうとする決意でもあったのです。それ以来、外部からジフテリアなどの血清、医薬品、食料などを密かに収容所に持ち込み、救援活動を始めました。

潔師の行為が明るみに出た後、死刑が言い渡されましたが、はからずも終戦を迎え命は助かりました。

イギリス人捕虜たちは、潔師を心から尊敬し、賛辞を惜しみません。なぜ、命をかけてまで助けてくれたのですかと問われると、こう答えました。

「私ではありません。神がなさったのです。私は神に用いられただけです」

(LVJCCブログ制作チーム:Kao)

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2015.07.27 00:00 | 信仰者シリーズ
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