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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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歯磨や石鹸の製造販売で名の知れた株式会社ライオンの創業者小林富次郎は、とても熱心なクリスチャンで「そろばんを抱いた宗教家」とも言われていました。

小林富次郎がキリスト教に出会ったのは36歳、神戸に住んでいる時でした。ある劇場でキリスト教の演説会があり、彼は友人を誘って出席しました。ところが途中、この演説会を妨害しようとする若者たちが騒ぎだし、場内は一時騒然としてしまいます。そこに柔道の教師をしているというクリスチャンの大男が控え室から出てきたので、小林は、きっと腕ずくで暴徒をつまみ出すのではないかと成り行きを見守っていました。ところが、予想に反して大男は暴徒たちの前に出ていくと、ひたすら頭を下げて静かにしてくれと頼み込んだのです。

これを見て、小林は「キリスト教というのはこういう宗教か」と深く感動し、熱心に教会に通うようになり、5ヵ月後には神戸・多聞教会の長田時行牧師から洗礼を受けることになりました。

その後、彼はマッチ製造の事業をはじめるために全財産をはたいて宮城県石巻に大規模な工場を建て、フランス製の機械を導入し、北海道でマッチの軸木になる木材を購入しました。ところが洪水によって一年分の原木がながされ、工場も水浸しとなり、再起のために日夜奔走するもうまく行かず、進退窮まった彼はついに自殺を決意し、ある晩、北上川の橋の上たたずみ身を投げようとしたその瞬間、彼の心に稲妻のように御言葉がひらめいたのです。

「すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられた者に、平安な義の実を結ばせるようになる」(ヘブル人への手紙12章11節)

この御言葉は洗礼を授けてくれた神戸の恩師・長田牧師が、葉書の便りに書いて贈ってくれた御言葉でした。彼はこれによって自殺を思い止まり、再び事業と取り組む勇気を奮い起こし、東京の神田に石鹸やマッチの原料取次ぎの「小林富次郎商店」を開設しました。それが後にライオンへと発展したのです。品質が良く安い価格で評価された、小林富次郎商店の製品は月間100万個に達したとき、歯磨き粉を慈善券入り袋で販売しました。それは印刷された紙袋を一厘で買い戻すサービスで、しかも引き換え期限無しとしたのです。今でこそ、このような還元サービスを顧客にあらわすサービスがありますが、富次郎は明治33年にすでにこのサービスをおこなっていました。これは販売の感謝を消費者に表わした一つの事業です。得られた資金は多くの孤児院の創設、維持に用いられることとなりました。この事業は大正9年まで 20年間続けられましたが。富次郎の生涯は59年でありましたが、明治43年に天に召されるまで、神から受けた命を世と人々のために捧げきりました。

(LVJCCブログ制作チーム:薫)

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2013.02.03 20:02 | 信仰者シリーズ
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