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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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若き日のルターは修道士として神に仕えていました。しかし、彼は神との出会いをまだ受けていませんでした。「私に神の恵みをください、あなたの恵みを下さいと」と嘆願するルターに修道院長は「貧しさ、純潔、そして服従を、あなたの心からの友としなければなりません」と言い渡しました。ルターは毛織の下着を着、黒いガウン、短い頭巾、黒い帯を締めて、彼は行いによって神の憐れみを求め始めました。時には幾日も断食をし、夜は毛布も使わず苦行を続けたが、そのために、もう少しで凍え死ぬばかりになった。そして、彼は床にひれ伏し、うめくように祈ったものである。後日、彼はこんな風に書いています。「もし修道士が、修道院での生活によって、天国に行けるとすれば、私は天国に到着していたことだろう。・・・もし私が、もうしばらく黙想し、祈り、読むなどの苦行を続けていたら、死んでしまっていただろう。」

ルターの属していたアウグスティネス会ドイツ管区会長のヨハン・シュタウビッツ博士は、ルターを助けようとしてこう語った。「キリストが罪のゆるしです。しかし、キリストがあなたを助けてくださるためには、ほんとうの罪がしるされている罪のカタログを持っていなければなりません。」それでルターは自分の罪を数え上げようとした。しかし、これは安らぎを与えてはくれなかった。彼はラテン語の聖書を熱心に読みふけり、自分の重荷になっているものが取り去られる道を探し求めたのである。

1508年のある日、ルターは塔の小さな部屋で、ローマ人への手紙を読んでいた。1章の17節まで読んできて、ここで最初の光がさしこんできた。「義人は信仰によって生きる」。彼はこの言葉を何度も何度も頭の中でくり返した。信仰だけで大丈夫なのだろうか。そのような思いが頭をもたげた。

やがてもう一人の修道士とともに選ばれて、アウグスティヌ会修道士の間における改善を陳情するために、彼がローマに派遣されることになったと、修道院長から告げられた。その知らせはルターの心を躍らせた。この聖なる都でなら、これまでずっと心から願い求めていた霊的な平和を見つけることが、きっとできるに違いない!

ルターはローマ市内のありとあらゆる聖堂を訪れ、自分の罪のゆるしを求めた。有名なサンクタ・サンクトールムにも行ったが、そこには、キリストがピラトの法廷で登った階段と言われている28段の階段があった。教皇レオ4世は、巡礼たちに定められた祈りを唱えながら、ひざでその階段を登るようにすれば、1段につき9年間の罪のゆるしを与えようと約束していた。ルターは祈りを唱えながら、その古びた階段をひざて1段また1段と登り始めた。その祈りの中で、頭に浮かんでくるあらゆる罪を告白したのである。

突然、彼は、かつて塔の中の一室で読んだ聖書の箇所を思いだした。「義人は信仰によって生きる」。この真理が彼の内なる人を揺り動かした。一瞬ためらったが、急いで立ち上がり、階段を降りてしまった。光は差し始めていた。しかし、霊的な暗黒がまだ彼の魂をとらえていた。

ドイツに帰ると、ルターはさらに聖書を探求した。詩篇、ローマ人への手紙、ガラテヤ人への手紙を読みつつ、何時間も黙想した。ヴィッテンベルグ大学は、厳粛な儀式のうちに神学博士の学位を彼に与えた。その結果、大学で神学の講義をすることになった。ところが、彼はのちに書いているように「神学博士になった時にも、私はまだ光を知らなかった」のである。

詩篇を講じ、ローマ人への手紙に進んだ。ここで、また改めて彼は、信仰による義認の教理と取り組んであるのである。彼は「神の義」ということばを広く嫌った。というのも、神がこの属性を用いて罪びとを罰するのだと、彼は信じていたからである。しかし、それでもなお彼は、「義人は信仰によって生きる」という聖句に帰ってきたのである。やがて光は突然にひろがり、その暗い心のすみずみまで照らした。のちに彼はこう語っている。

「私は、神の義とは、信仰によって賜物として神から受けるものであると悟った。私には、これこそ恵み深い神が信じる者を義なりと宣言される手段であるということがわかったのである。」

「私は自分自身が新生した者であると感じた。聖書全体が、これまでとは全く異なったもののように、私には思われた。それまでは神の義を憎んでいたのに、今や、この上なくそれを愛するようになった。」

こうしてルターは新生した。信仰による義認の説教によって、全ヨーロッパを燃え立たせたルターが新生したのである。

(ブログ制作チーム:薫)

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2012.12.12 00:00 | 信仰者シリーズ
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