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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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私の父は昭和17年9月13日に岡山県倉敷市で生まれ、岡山市で育ちました。4人兄弟の2番目で、高校から親元を離れ旧国立詫間電波高等学校を卒業、建設省に勤めた後、全日本空輸を定年退職し、毎日が日曜日と定年後を楽しみ、また好奇心は旺盛でたくさんの趣味を持っていました。孫をとてもかわいがり、いつも優しく勤勉な父でした。心から尊敬します。

3年前の訪米中に鶴田先生から初心者聖書クラスを受けた際、イエス様を救い主として受け入れ、イースターの日に洗礼の恵みをあずかりました。それは本当にただただ恵みで時にかなっていました。

私がアメリカに移った1999年から父と母は毎年アメリカに来てくれていました。今思えばアメリカ訪問の一つの目的はイエス様に会うためでした。私が洗礼を受けた2006年以降、父は私と一緒に教会に来てくれました。そして祖母が亡くなったのを機に、初心者クラスを受けることになりました。 きっと父は死んだらどうなるのかという深い疑問があったのだと思います 。

おととしの3月に宣告された胃がんは免疫療法により昨年の12月にほとんどなくなり、今年6月には医師からアメリカ訪問の許可をもらって私たちに会いに来てくれていました。

ですが、様態が急変し、予定を早めて帰ることになりました。日本に帰れて父はほっとしていたそうです。その後通常の医師の紹介で家の近くのクリニックに入院、数週間後退院し、看護婦さんが毎日診察に来てくれて安心ということでその病院の3階に部屋を借り、母は寝泊まりしながら付き添うこととなりました。私は8月6日に日本に到着し、同じ部屋に寝泊まりし看病が始まりました。

父にして上げたいことは沢山ありました。まず賛美を歌いながら、お手当の準備をしました。腹水がたまっていたので、しょうが湿布でおなかを温め、その後里芋湿布をしました。またこんにゃく湿布をして肝臓、丹田、腎臓、足心などを温めることもありました。そば粉パスターというものを使って腹水をとることもありました。これらひとつひとつのお手当をする前に必ず父に「○○していい?」と聞いて行ないました。毎日少しずつ体調が違うので体が気持ち良いと感じることを確認して、お手当をしました。しょうが油で体全体のマッサージ、熱のある時はおでこに豆腐パスター、熱が無くて頭痛のある時は大根おろし湿布。癌の部分にはびわの生葉を当てたり、びわ葉と里芋を合わせた湿布をしたり、びわ葉温灸をしたりしました。いつも父に「気持ちいい?」と聞きながら、気持ちいい時間だけお手当てをしました。

また、ただ父の手を握り「お父さん大好きだよ。ずっと一緒だよ。」とその時を噛み締めていました。私はもっともっとしてあげたかったのですが、弱った体には長時間のお手当は疲れてしまいますので、なかなか実行できないことがあり、焦る気持ちもありました。

お手当は常に賛美しながら、心を込めて、祈りながら行ないました。賛美をしていないと空気は重く暗いものに感じますが、賛美をしていると暗闇は晴れ平安が私たちの心にありました。また賛美は私の焦る気持ちを落ち着かせてくれ、賛美が祈り心を引き出してくれました。そして賛美と祈りにのってお手当が用いられ、父に平安と癒しが与えられていました。先生も看護婦さんも父の病状からは考えられない父のはっきりとした口調、痛みの小ささ、2回もの危篤状態からの復帰を驚き、先生はこういう状態を見て「これは奇跡だ」とおっしゃっていました。

よく口ずさんでいた賛美は、父の大好きな賛美『いつくしみ深き』や『ただ主を崇めて 』『神の国と神の義』『君は愛されるために生まれた』などでした。

父は物静かな人柄でしたが、最後まで不平を言わず、穏やかでした。振り返ると、天に近づくにつれ父の心は砕かれ、神様を思い、ますます穏やかに、素直になっていました。また笑顔で、家族思いの父でした。毎日賛美を聞いて、沢山の方の祈りが捧げられ、神様にふれられたことによって心の蓋が取れ、飾り立てたり、隠すこともしないで、父が一番自分らしく素直にいられるように神様が変えてくだいました。例えば、父は長年英語を勉強していたのですが、今まではなかなか機会があっても英語を自分から話すということをしませんでしたが、この1ヶ月間では自ら何度も英語を話したり、周りの人を必要以上に気にしないで、自分の気持ちを正直に表現したりしてくれました。

神様は私を双子としてこの世に生を与えてくださいました。父を天に見送ることとなった数週間を双子の直美とまた母と共に父の看病をし、時を過ごせたことは私の生涯の貴重な糧となりました。神様が家族をこの場に与えてくださったことにより、お手当に必要なものがすべて与えられ、皆で父のためにお手当をし、共に傷みを負い合い、助け合うことができたのは本当に感謝なことです。そして父が願ったとおり長年住んだ家に戻り、家族に見守られながら勝利の凱旋をし、今天のお父様とともにおります。

アメリカ、日本にいる神の家族が私たちのためにお祈りしてくださったことは、私たちに励ましと平安を与えてくださいました。祈りを聞いてくださった神様、祈りの勇士に心から感謝しています。そしてまた天国で会えるという希望が与えられていることを主に感謝します。

「我らの国籍は天に在り」 (ピリピ人への手紙3章20節)

「更にまた祈るのは、あなたがたが、神の栄光の勢いにしたがって賜わるすべての力によって強くされ、何事も喜んで耐えかつ忍び、光のうちにある聖徒たちの特権にあずかるに足る者とならせてくださった父なる神に、感謝することである。神は、わたしたちをやみの力から救い出して、その愛する御子の支配下に移してくださった。わたしたちは、この御子によってあがない、すなわち、罪のゆるしを受けているのである。」 (コロサイ人への手紙1章11-14)



(香織姉妹)
2011.12.07 21:09 | 証し
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