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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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やみは光に勝たなかった

  

 今日、世界中が私たちの期待とは違う方向に向かっているように思います。いったい世界はどうなるのか、という不安を多くの人が抱いています。まさに終末の時代を予感させます。

 

 政治も経済も大きな問題を抱えています。いつ世界経済が破綻するか分からない状態です。またエネルギー問題、資源問題、人口問題、食糧問題、環境問題、人権問題、倫理問題、宗教問題、南北問題、核問題などの問題を世界は抱えています。

 

 こういう現実に目を向けると、人類の将来に希望を見出すことは困難です。しかし、そういう現実の中で、一年の終わりを迎えつつ、クリスマスの意味を心に留めるとき、そこに大きな慰めを得ることができます。

 

 ヨハネ15節を見ると、こう書かれているからです。

「光はやみの中に輝いている。そして、やみはこれに勝たなかった。」

 

 たとえ、この世の悪がどんなに強大で、また闇がどんなに深くても、最終的には、どんな悪も闇も光であるキリストには勝てないのです。

 

 また、ルカ21011節には、こうあります。

「御使は言った、『恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。』」


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 クリスマスのメッセージは、突き詰めれば、神の目には私たち人間の命は尊いもので、そのことを明らかにするために救い主キリストが来られた、ということです。これは、人間の尊厳を軽視するこの世の風潮とは、真っ向から対立する概念です。

 

 障害を持った人、年老いた人、回復の見込みのない病人、生産性のない人、このような人たちに生きる意味や権利があるのか。ノース・フロリダ大学のクリス・ガバード教授は、かつて、この種の問いに対して否定的見解を持っていました。

 

 彼は、知的能力を高く評価するような環境に育ったために、「正常に機能しない頭脳」を軽蔑するようになりました。その結果、大きなハンディを負った人たちの自殺は認められるべきであるという立場を取るようになりました。

 

 ところが彼は、息子の誕生を通して、自らの見解に変更を迫られるのです。彼の息子は、出産の際に、脳に回復不可能な傷を負いました。そして、脳性麻痺のために盲目で、全身が不自由になったのです。

 

 ガバード教授は、こう語っています。「誕生した息子を見て、私の心は揺れた。・・・それまでは、このような状態の新生児は、生かしておかない方がいいと考えていた。しかし、今、目の前にいるのは、私の息子である。彼は、チューブやワイヤーをあちこちに付けて、最先端の医療用保育器の中で眠っていた。・・・

 

 私を一番驚かせたのは、その子が私に似ていることであった。予想だにしなかった衝撃が、私を襲った。彼は、私が子供時代の写真から抜け出て、そこにいるかのような顔をしていた」

 

 今日、ガバード教授は、障害を負った新生児の尊厳を擁護する論客の一人になっています。2010年のギャラップの調査では、アメリカ人の46%が、自殺の手助けをすることを容認しているそうです。

 

 このことに関して、ガバード教授はこう述べています。

「そのような善良な市民の多くが、私の息子の苦難を終わらせてあげたいと思っている。しかし彼らは、私の息子が本当に苦しんでいるのかどうか、立ち止まって考えようとはしない。

 

 ガバード教授の体験は、人間の尊厳というテーマを考え直すよう、私たちに迫ってきます。聖書は、人間は「神のかたち」に造られているがゆえに尊い存在なのであると教えています。人間の尊厳の根拠は、そこにあるのです。

 

 外から見る人間の姿がその人のすべてではありません。それどころか、目に見える部分は、ほんの一部分に過ぎないのです。むしろ目に見えない魂と霊が、その人の本当の存在であり、それこそが神のかたちに似せて造られた尊い存在なのです。

 

 ガバード教授は、脳性麻痺を負いながら生きている自分の息子を、こよなく愛しています。それは、その子が自分のコピーのような存在だからです。同様に、創造主である私たちの父なる神は、「問題の多い」私たちを愛しておられます。その愛の表現が、御子イエス・キリストが人となられたというクリスマスの出来事なのです。

 

私たちの内には本当の愛などありません。私たちの愛は、自己中心の愛、条件付の愛です。本当の愛は神から来るものです。だから、神の愛を受けた者だけが、本当の意味で隣人を愛することができるようになるのです。

 

今年のクリスマスが、神の愛を体験する機会となりますように。

 

 

今日の一言:あなたは神のかたちに造られた尊い存在

 

 

鶴田健次


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2019.12.20 13:44 | 鶴田健次牧師より
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