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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

牧師室より#395「試練を恐れなくてもよい理由」_convert_20180721003404 


『試練を恐れなくてもよい理由』



旧約聖書の民数記に12人の偵察隊の話が出てきます。約束の地カナンを攻略するための情報を集めるため、モーセは12人の偵察隊をカナンに遣わしますが、12人の中の10人はカナンの住民は巨人たちで、イスラエルには全く勝ち目がないという悲観的な報告を持ち帰りました。それに対して、残りの二人、ヨシュアとカレブは、他の10人と一緒に同じものを見たのですが、彼らの報告は他の10人の報告とは全く別のもので、必ずイスラエルは勝てるからすぐに攻め上るべきだという楽観的な報告を持ち帰りました。


では、なぜヨシュアとカレブは、同じものを見たにも拘らず全く違うことを感じたのでしょうか。それは、この二人が、カナン征服の可能性を、他の10人のように、自分達の強さという観点からではなく、神の約束と神の力という観点から見ていたからです。


 ですから、たとえ相手がどんなに強く見えても、それはどうでもいいことで、神が勝利を与えると約束されたのなら、敵が強くても弱くても関係なく勝利が与えられるのであり、この神の約束という視点から見るならば、どんな試練の中でも、恐れなくてもよい理由が見えてくるのです。


マタイによる福音書8章23-27節に、イエス様が舟の中から嵐を叱って静めるという話があります。イエス様が弟子たちと一緒に舟に乗って湖を渡っておられた時です。突然、湖に嵐が起こり、舟は大波をかぶって弟子たちは溺れそうになりました。しかし、イエス様は舟の中で眠っておられました。


そこで弟子たちがイエス様のところにやって来て、イエス様を起こして言いました。「主よ。助けて下さい。私たちは溺れそうです。」するとイエス様は「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちだ」と言われると、起き上がって風と湖を叱りつけられると、風は止み、湖は大なぎになった、という話です。


ところで、この時、イエス様は嵐が来ることを前もってご存知だったのでしょうか? もちろんご存知でした。とすれば、この出来事は嵐という問題が起る以前から始まっていたということになります。


つまりイエス様は、弟子たちのために特別な目的をもって、この一連の出来事を計画し、その中で弟子たちが嵐に出会うように導かれたということです。では一体なぜイエス様は彼らに嵐を経験させられたのでしょうか。 


 それは、弟子達に眠りから起こされたイエス様の反応を見れば分かります。イエス様は、「なぜこわがるのか、信仰の薄い者たちだ」とおっしゃいました。つまりイエス様は、弟子たちの信仰を成長させるためにこの出来事を用意されたのです。


 彼らは命の危険にさらされ、そんな状態にならなければ生まれない必死の思いでイエス様に助けを求めました。それによって彼らは、風と湖を従わせることの出来るイエス様を知り、イエス様に対する信仰を強めることができたのです。


 アライアンス・ミッションの創始者であるA・B・シンプソンは、クリスチャン生活について、次のように語っています。


 「もし霊的に成長したいと願うなら、神が私たちに送られるすべてのことを受容しなければならない。私たちは、今のレベルで満足しやすいが、そのような場合、神は試練を送り、神の恵みに頼らざるを得ないような状況に私たちを追い込まれる。それは、私たちの霊的成長を促すためである。それはあたかも、洪水を送り、低地に安住している私たちを高地に追いやるようなものである。あるいは、母鳥が、心地よい巣をわざと壊し、ヒナ鳥たちを何もない空間に突き落とすようなものでもある。そうなると、私たちには二つの道しか残されていない。今までとは異なった、より高度な方法を見つけて生きるか、あるいは、失敗の中に沈み込むか。生きる方法を見つけるか、死ぬか。高く飛ぶことを学ぶか、下に落ちて死ぬか、のいずれかである。」


つまり、神様が試練を素晴らしい目的のために用いておられるということが、試練を恐れなくてもよい理由なのだということです。



今日の一言: 試練は私たちを成長させる



鶴田健次


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2018.07.21 00:35 | お知らせ
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