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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

牧師室より#365「人生の方向転換」_convert_20171216040527


人生の方向転換       

 

 ルカの福音書は、読むたびに、ストーリーテラーとしてのルカを思い浮かべさせます。ルカは独自の資料をもとに多くの興味深い話を残していますが、ここで取り上げるザアカイの回心物語もそのひとつです。


 ザアカイの回心物語は、人々から容赦なく税金を取り立てていた取税人のザアカイが、人に嫌われ、人から疎外されるような寂しい生活の中から、イエス・キリストとの出会いを通して愛の人に作り替えられていくという物語です。 


 ①人々からの疎外

   

 ザアカイは背が低く群集にさえぎられていたのでイエス・キリストを見るために木に登ったと書いてあります。この言葉には、文字通りの状況描写と共に、彼が疎外されていた人であったという事実が示唆されているようです。


 ユダヤ人でありながら敵国ローマに仕え、その権力をかさに同胞たちから法外な税金を取り立て、その一部をポケットに入れて私腹を肥やしていた彼は、同じユダヤ人たちから恥知らずの売国奴ということで軽蔑されていたのです。 


 ところが、どんなに間違った行為であっても「自分は正しい」と思わなければ人は生きていけません。こういう心の態度を心理学では「安全操作」と呼びます。つまり、自分を疎外した社会や人々に理由付けをもって復讐するという態度です。


 おそらくザアカイは子供の頃から疎外感を感じながら生きてきたのでしょう。やがてローマ帝国の手先となり、自尊心を捨てて、祖国ユダヤを植民地にしているローマ帝国と運命を共にしようとしたのです。つまり自分が生きるはずの世界が自分を疎外したので、その世界に刃(やいば)を向けてしまうようになったのです。 


 ②主イエスによる受容

   

 主イエスは、木の上にいるザアカイに声をかけ、「きょうは、あなたの家に泊まることにしている」と仰いました。この言葉にはどんな意味があるでしょうか。ザアカイはその言葉を聞くなり、滑るようにして木から下りて来ました。このザアカイの行動に、この言葉の意味が暗示されています。


 これは「ザアカイ、私はあなたをありのままで受け入れますよ」というメッセージです。この「泊まる」という言葉は、もともとは「荷を降ろす」という意味の言葉です。つまり、イエス様はザアカイのすべての罪の重荷を降ろさせるために彼の家に泊まろうとされたのです。 


 自分のありのままを受け入れてもらえる事ほど、私たちにとって心休まるものはありません。人は、愛され、受け入れられ、信頼されると、その愛し、受け入れ、信頼してくれた人の期待を裏切らないように心掛けるようになります。どんなに罪人のレッテルを貼られた人であっても、あなたは神の愛と祝福を受けるべき人であると主イエスは見て下さるのです。


 ③人生の方向転換

           

 さて、主イエスはこの物語の最後の部分で、「今日、この家に救いが来た」と宣言されました。この救いとは、もちろん罪の赦しですが、同時にザアカイの人生の変革を意味しています。つまり、自分のありのままを受け入れられたザアカイは、人生の変革を経験するのです。 


 ビクター・フランクルは、「もし私たちが人々をありのまま受容するならば、彼らはさらに悪くなる。しかし、もし私たちが彼らをあるべき最高のものであるかのように受容すれば、彼らがなりうるものになるのを私たちは助ける事が出来る」と言いました。


 主イエスは、ザアカイのありのままを受け入れられたとき、十字架の愛を彼に向け、彼を神の御子の命に等しい価値ある者として受け入れておられたのです。


 そこでザアカイは、「主よ、私は財産の半分を貧しい人々に施します。・・・」と言うのです。私たちは、このザアカイの意の中に、大きな変革を見る事が出来ます。自己中心から解放されて、神と人とに心が開かれた姿が見えます。


 獲得する生き方から、分かち与える生き方、奪うあり方から捧げるあり方、そんな方向転換を見る事ができるのです。



今日の一言: 誰でも今日から生き方を変えられる



鶴田健次

 

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2017.12.16 04:10 | お知らせ
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