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牧師室より#351「親を敬う子供を育てることの大切さ」_convert_20170908232852 

今日は、”親を敬う子供を育てることの大切さ"ということを考えました。


 フォーカス・オン・ザ・ファミリーの代表であるジェイムス・ドブソン博士は『思い切ってしつけましょう』という本の中で、しつけをされなかった男の子の例を書いています。


 あるお母さんが3歳の男の子を寝かしつけようとすると、息子がお母さんの顔につばをかけました。母親は、愛と話し合いだけで子供は育てるものだという教育理論を信じていたので、ただ「だめよ」と言っただけでした。


 すると、息子はまたお母さんの顔につばをかけました。お母さんは最低限の怒りを示しました。すると、3度目のつばをかけました。そこで、お母さんは部屋から逃げ出してしました。思い起こすと、その時から親と子供の関係が決定的に逆転したとそのお母さんは言っています。


 それから、その息子が13歳になると、夜中の2時前には家に帰らない子供となり、親は完全にお手上げ状態になっていました。


 子供は親を尊敬し、親に従うことを第一に学ばなければなりません。なぜなら、子供に最も大切なことを教えてくれるのは親だからです。もし、子供が親を無視したり、馬鹿にするなら、教育を受けずに育ったのと同じです。子供は親を尊敬する。親は、親を尊敬する子供に育てるということが聖書の大事な教えです。


 では、親を尊敬する子供に育てるにはどうすればいいのでしょうか? それは親である自分が自分の親を尊敬し、大事にすることです。それが最も効果的な方法です。子供は親の生き方を真似るからです。


 グリム童話に、こんな小話があります。


 むかしむかし、ひどく年を取ったおじいさんがいました。おじいさんは目は悪く、ボンヤリとしか見えません。おまけに耳もよく聞こえず、いつも膝をガタガタと震わせていました。テーブルに座っても上手くスプーンを持つ事が出来ず、いつもスープをこぼしました。 おじいさんの息子と嫁は、その事が嫌でたまりませんでした。


 そこで二人は、おじいさんをテーブルから見えない様に暖炉の後ろに座らせ、そこで食事をするように言いました。のけ者にされたおじいさんは悲しそうな顔をして、いつも隅のほうで食事をしました。


 ある時、震える手で食事をしていたおじいさんは、皿を床に落として皿を割ってしまいました。息子と嫁はブツブツと文句を言うと、その日はおじいさんに何も食べさせませんでした。「豚のように食べるのなら、桶で食べなさい」と嫁は言って、小さな木の桶を買い、次の日からおじいさんは、その小さな木の桶に入る分しか食べさせてもらえませんでした。

 ある日、四才になる男の子が、小さな板きれを集めて何かを作っていました。それを見たお父さんが、男の子に尋ねました。


「お前は、そこで何をしているんだね?」
男の子はニッコリ笑うと、お父さんに答えました。
「ぼく、これで小さな桶をこしらえるんだよ」
「ほう、上手いもんだね。でも、そんな小さな桶を何に使うんだい?」
「うん。ぼくが大人になったらね、お父さんとお母さんは、この桶でご飯を食ベるんだよ」
 

 これを聞いた息子と嫁は、しばらく顔を見合わせていましたが、やがて二人とも泣き出してしまいました。そして二人は暖炉の後ろにいるおじいさんを、すぐにテーブルのところへ連れてきました。

 この時から、おじいさんはみんなと一緒のお皿で、みんなと一緒に食事をする事が出来ました。そしておじいさんがスープをこぼしたり、震える手でお皿を割っても、二人とも何も言わなくなりました。


 いかがでしょう。この小話が語っているのは、「親を大事にしなさい。さもなければ、自分の子供たちが将来あなたを大事にしてくれませんよ」という戒めのようです。もちろん、これは親だけではありません。すべての人に対してそうです。


 人を大事にすることを心がけましょう。そうすれば、あなたの子供は必ずあなたを大事にし、人を大事にする人間になることでしょう。


今日の一言:あなたの父母を敬え


鶴田健次


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2017.09.08 23:25 | お知らせ
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