今日は、’エルサレムの第三神殿’のことを考えてみました。
数週間前に、Breaking Israel Newsでこのような見出しの記事を目にしました。
Sanhedrin calls on Trump and Putin to build third temple in Jerusalem
Sanhedrin calls on Russian president Putin and US President-elect Trump to join forces to rebuild the Jewish Temple in Jerusalem.
これは2016年11月10日付けの記事ですが、この記事によると、サンヒドリンは、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と米国の次期大統領ドナルド・トランプに、エルサレムにユダヤ教の神殿を再建することによって聖書で命じられている彼らの役割を成し遂げられるよう、協力を呼び掛けているとのことです。
また、サンヘドリンのスポークスマンであるユダヤ教のラビ(ヒレル・ワイス師)が、エルサレムをイスラエルの首都と認める約束をしたトランプと、神殿の再建を熱望しているプーチン大統領に、彼ら二人が現代のシラス(イスラエルと神殿の重要性を認める非ユダヤ人の王)として行動する機会を提供する旨の手紙をユダヤ人法廷に送らせた、ということです。
‘エルサレムの第三神殿’は、今を生きる者にとって見逃すことのできない重要な事柄です。 聖書によれば、エルサレムにやがてユダヤ教の神殿が再建されることになっています。それはキリストの再臨が間近になったときに実現するもので、ユダヤ人は、この神殿を‘第三神殿’と呼んでいます。
キリストは、ご自身が再臨されるときの前兆として、「預言者ダニエルによって語られたあの『荒らす憎むべきもの』が聖なる所に立つ(マタイ24:15)」と預言されました。この聖なる所とは、ユダヤ教の神殿を指しています。つまり、エルサレムはやがて異邦人に踏み荒らされ、そこにある神殿に「荒らす憎むべきもの」が立つのです。この「荒らす憎むべきもの」とは、終末の時代に世界の総督として君臨する反キリストのことで、使徒パウロも、キリストの再臨が間近に迫ったとき、反キリストが神殿に立つことを預言しています(2テサロニケ2:3-4)。
ところが、キリストの再臨が間近になった時代にユダヤ教の神殿が荒らされるためには、神殿がそこになければなりません。しかし、現在ユダヤ教の神殿はそこにはありません。エルサレムの「神殿の丘」には、現在イスラム教の黄金のドームが建っていて、ユダヤ教の神殿はないのです。ですから、キリストの再臨が間近になった頃に、ユダヤ教の神殿がエルサレムの神殿の丘に再建されるはずで、その神殿が再建されれば、キリストの再臨が間近に迫っていると考えてよいのです。
ユダヤ人は、過去に二つの神殿を建設しました。第一神殿は、ソロモンの神殿とも呼ばれ、古代イスラエルの王ソロモンがBC10世紀ごろに建て、BC586年にバビロン帝国の侵略を受け破壊されました。第二神殿は、バビロンの捕囚から帰還したユダヤ人たちが、ゼルバベルの指導のもとにBC515年に建て、AD70年にローマ軍によって破壊されました。有名な‘嘆きの壁’は、このときに破壊を免れた唯一の残存物です。これらの神殿の場所は、いずれもエルサレムの神殿の丘で、そこは、かつてアブラハムがひとり子イサクを神に捧げようとしたモリヤの丘です。やがて建てられる第三神殿も、そこに建てられるはずです。
そこで、最近よく耳にする噂は、この第三神殿の建設計画が着々と進んでいる、というものです。神殿の設計図は既に出来上がり、建設の際に使用される石がイギリスやアメリカで切り出され、イスラエルに輸送済みとのことです。200名余りの学生が神殿の祭司として訓練を終了し、第三神殿で再開される「犠牲の供え物」の研究も行なわれ、神殿祭具などの準備もなされています。第三神殿は、やがて建設が開始されれば、きわめて短期間のうちに完成するに違いありません。
第三神殿の建設は、1948年のイスラエル共和国建国に次ぐ、世界のビッグ・イベントになる筈です。このような話を聞いても、日本人にはピンと来ないでしょうが、ユダヤ教徒やイスラム教徒、キリスト教徒の間では、これが世界の大問題であることが理解できるのです。なぜなら、第三神殿が再建されれば、世界は終末戦争に突入し、それがキリストの再臨につながるという聖書預言に基づく出来事だからです。
今日の一言: 聖書預言を通して時代を逆読みすれば・・・
鶴田健次
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