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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

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今日は、“心のインフルエンザ”ということを考えてみました。

人生において、人は誰でも“赦し”という課題と取り組まなければならない経験をします。問題の大きさ、それに対する怒り・憎しみの大きさは千差万別ですが、誰もがこの課題を抱えており、この課題にどう対応するかで人生は大きく変わるものです。

赦せない思いは、私たちの中に、いわば“心のインフルエンザ”を患わせ、憎悪の思いを持続させながら私たちの心から幸福と平和を奪い去ってしまいます。したがって、人を赦すということは、まず自分の幸福ために絶対に必要なことなのです。

ところが、それが分かっていても、そう簡単にできないのが“赦し”です。私たちの生まれながら性質には、本来それを実行する力がありません。そこでまず私たちは、“赦し”が感情の行為ではなく、意思的な行為としてなされるべきものであることを知り、その“赦し”を実行する力を神様に与えていただく必要があるのです。

アメリカのある一般家庭での出来事です。ある夫婦に独り息子がいました。その少年が自転車に乗って行く途中、酔っ払い運転の自動車に轢かれて死にました。死んだ少年の両親の悲しみは、筆舌に尽くし難いものでした。酒に酔って歩道に飛び込み、その少年を轢き殺した運転手は警察に検挙され、裁判を受けて刑務所に収容されましたが、比較的早く釈放されて出て来ました。

激しい憤怒の思いに耐えられなくなった少年の父親は、拳銃を持って、刑務所から出て来る運転手を狙撃しました。ところが、弾丸は命中しませんでしたが、拳銃を撃った父親は殺人未遂の罪で逮捕され、刑務所に入れられてしまいました。婦人は憤怒と口惜しさで精神異常になり、病院に入院しました。そして、家庭が破綻に至った、という記事を読んだことがあります。

この親子に対しては、さまざまな同情を覚えますが、自分たちを傷つけた相手に対する憤怒の思いを鎮めることができず、また、“赦す”ことでそれを取り除けなかったことから、その家庭は破綻に至ってしまったのです。

少し極端ではありますが、要点を鮮明にするために、有名な孫良源牧師一家に起こった事件を取り上げます。

今から50数年前のことですが、朝鮮動乱の直前、ハンセン病の人々のために生涯を捧げられた孫良源牧師一家を悲劇が襲いました。動乱が始まる前に、韓国全土に潜んでいた共産ゲリラが一斉にテロ活動を開始しました。

1948年12月12日のことです。孫牧師の長男と次男の二人が、その熱心な信仰のゆえに、同じ学生ゲリラの手で殺されてしまいます。まず兄が、銃口の前に立たされた時、弟は兄のもとに駆け寄り、そのゲリラに向かって、「兄は長男です。兄の代わりに私を撃ってください」と願いました。

しかし、兄は弟をたしなめ、天を見上げて、「父よ、私の魂をお受け下さい。彼らの罪を・・・」とまで叫んだところで銃弾に倒れていきました。弟も「主イエスが十字架につけられたように、私も十字架の姿で撃たれたい」と叫び、両手を広げながら、ついに殺されてしまいました。

葬儀を終えて、孫牧師は息子を殺した犯人のために赦免を願い出たところ、それが奇跡的にかなえられ、犯人の学生は孫牧師夫妻の養子に迎えられました。孫牧師は、「君のあやまちはもうすでに赦されているんだよ」と言って、謝罪に身を震わせる彼をしっかりと抱き締めたそうです。

孫夫人もまた、「よく来てくれたね」とただ、涙のうちに彼の手をしっかりと握りました。その青年は、やがて心から自分の罪を悔い改めて、キリストを信じ、信仰を持って孫牧師夫妻に仕えたそうです。そして、それ以来、人々は孫牧師夫妻の生き方を『愛の原子爆弾』と呼ぶようになったそうです。

神の国の恵みは、赦しの恵みです。神は、このような信じられない赦しの世界を私たちに与え、憎悪と憤怒の思いに閉じ込められた私たちの心を、感謝と喜びと希望と平安で満たして下さるのです。どうぞ、皆さんが、この赦しの福音をご自分のものとされ、“心のインフルエンザ”を取り除き、赦しと和解の生涯を全うされますように。

今日の一言: 心のインフルエンザを取り除こう

鶴田健次


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2016.09.09 07:15 | 鶴田健次牧師より
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