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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

牧師室より#412:聖書の終末預言(その6)_convert_20181118174737 

聖書の終末預言(その6)


ヨーロッパ再統一の兆し

  

新約聖書の最後の書は「ヨハネの黙示録」と呼ばれるもので、終末に関する、特に患難時代に関する預言がその中心です。それによると、やがて世界は7年間の患難時代を迎えることになっています。またその7年間を挟むようにして、世界はキリストの空中再臨と地上再臨という驚くべき出来事を経験します。


このヨハネの黙示録の解き明かしは、旧約聖書にある終末預言と照らし合わせることにより更に鮮明になりますが、特にダニエル書やエゼキエル書の終末預言は黙示録の解き明かしをする際に欠かすことのできないものです。これらの書物を合わせて見ることで、終末時代の全貌が明らかになるのです。 


たとえば、ダニエル書の2章には、バビロンのネブカデネザル王の見た夢とダニエルによる夢の解き明しが記されています。


ダニエルは王の前で、王の見た夢を次にように明らかにしました。


「王さま。あなたは一つの大きな像をご覧になりました。見よ。その像は巨大で、その輝きは常ならず、それがあなたの前に立っていました。その姿は恐ろしいものでした。その像は、頭は純金、胸と両腕とは銀、腹とももとは青銅、すねは鉄、足は一部が鉄、一部が粘土でした。あなたが見ておられるうちに、一つの石が人手によらずに切り出され、その像の鉄と粘土の足を打ち、これを打ち砕きました。そのとき、鉄も粘土も青銅も銀も金もみな共に砕けて、夏の麦打ち場のもみがらのようになり、風がそれを吹き払って、あとかたもなくなりました。そして、その像を打った石は大きな山となって全土に満ちました。」(ダニエル書23135


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 ダニエルは続けて、王の見た巨大な像が何を意味しているのかを明らかにします。


 「王の王である王さま。天の神はあなたに国と権威と力と光栄とを賜い、また人の子ら、野の獣、空の鳥がどこに住んでいても、これをことごとく治めるようにあなたの手に与えられました。あなたはあの金の頭です。あなたの後に、あなたより劣るもう一つの国が起こります。次に青銅の第三の国が起こって、全土を治めるようになります。第四の国は鉄のように強い国です。鉄はすべてのものを打ち砕いて粉々にするからです。その国は鉄が打ち砕くように、先の国々を粉々に打ち砕いてしまいます。(ダニエル書23740


ネブカデネザルが見た夢は大きな人間の像の形をしていて、それはバビロン帝国から始まり、のちにイスラエルを支配するようになる四つの帝国を表わしていました。


 第一の帝国は、金の頭が象徴する帝国、つまりバビロン帝国です。当時、バビロンの神は「金の神」と呼ばれており、バビロンの至る所で金がふんだんに用いられていました。まさに金はバビロンの象徴でした。


第二の帝国は、銀の胸と腕に象徴される帝国、つまりメド・ペルシャ帝国です。メド・ペルシャは、BC539年にバビロンを滅ぼし世界を支配する帝国になりました。この帝国を表す像の部位には二本の腕が含まれています。これらの二本の腕は、この帝国がメディア人とペルシャ人による連合国となることを意味していました。


第三の帝国は、青銅に象徴される帝国、つまりギリシャ帝国です。この帝国については「全土を治める」と預言されていましたが、アレクサンダー大王は遠征を繰り返し、前の二つの帝国よりもさらに多くの地域を支配しました。また、この帝国が青銅に象徴されるように、ギリシャ軍の武器に使用されていた金属は青銅でした。


第四の帝国は、鉄に象徴される帝国、つまりローマ帝国です。鉄は、金・銀・銅に比べて最も硬度の強い金属で、ローマ帝国はまさにそのような強さを持つ国でした。それまでの帝国が支配したあらゆる地域を支配し、AC70年にはエルサレムを没落させました。


 「あなたがご覧になった足と足の指は、その一部が陶器師の粘土、一部が鉄でしたが、それは分裂した国のことです。その国には鉄の強さがあるでしょうが、あなたがご覧になったように、その鉄はどろどろの粘土と混じり合っているのです。」(ダニエル書241

これはローマ帝国後の世界です。ダニエルは「分裂した」と言っていますが、その通りにローマは紀元395年、西ローマと東ローマに分裂しました。その後、西ローマは476年まで続き、西ヨーロッパのさまざまな国々においてその影響が見られます。東ローマは1453年まで続きましたが、その影響はロシアに移り、ローマ帝国主義の伝統が受け継がれました。それがソ連になり、共産主義を通して勢力を拡大し、ソ連崩壊後もロシアはかつての強国の地位を得ようとしています。

「その足の指が一部は鉄、一部は粘土であったように、その国は一部は強く、一部はもろいでしょう。鉄とどろどろの粘土が混じり合っているのをあなたがご覧になったように、それらは人間の種によって、互いに混じり合うでしょう。しかし鉄が粘土と混じり合わないように、それらが互いに団結することはありません。」(ダニエル書24243


 この最後の帝国は「復興ローマ帝国」であり、終末時代はその人間の形をした像のつま先の部分に当たるとされていますが、その時代の詳細が書かれたものが「ヨハネの黙示録」です。


「また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。」(ヨハネの黙示録131-2節) 


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 この海から上って来る獣は、ひょう、熊、ししに似ており、10本の角がついています。この獣の姿は、ダニエル書7章に書かれた第四の獣と同じものであることが分かります。バビロン、メド・ペルシャ、ギリシャの三つの帝国をルーツに持つローマ帝国が、復興ローマ帝国の形で再び現れるというのです。 

  

 ダニエルの預言によると、この帝国は「一部が強く、一部がもろく、人間の種によって混じり合う」と書かれています。まさに今のヨーロッパの現状の通りです。これはまさに時のしるしです。 

 

ヨーロッパはEUとなり、通貨統合を果たし、国境を廃止し、大統領制になり、統一を目指しています。しかし、いまだに一致団結は出来ていません。なぜなら、EUにはドイツのような強国もあれば、イタリアのような経済的問題を抱えた弱い国もあるからです。イギリスのEU離脱もEUの団結と逆行するもので、まさに預言通りの状況です。また最近は、中東からの難民が流れ込み、人種の混じ合いで、さらに一致ができない状態になっています。 

  

 しかし、現在のEUがこの復興ローマ帝国になるとは言えません。なぜなら、十人の王(十本の角)がまだ現れていないからです。この十人の王(角)とは、実際に十人の支配者かもしれませんし、十の国、あるいは組織かも知れません。しかし、その10人の王が現れた時、ローマ帝国が復興し、それが大患難時代の幕開けとなるのです。現在のヨーロッパの情勢は、まさにその舞台の準備段階だと言えます。これも時のしるしです。 

  

20185月、マクロン仏大統領がヨーロッパ連合軍を作る構想を打ち出しました。それは奇しくも10カ国からなる連合軍です。世界情勢から目を離せない時代になってきました。 


 「この王たちの時代に、天の神は一つの国を起こされます。その国は永遠に滅ぼされることがなく、その国は他の民に渡されず、かえってこれらの国々をことごとく打ち砕いて、絶滅しています。しかし、この国は永遠に立ち続けます。あなたがご覧になったとおり、一つの石が人手によらずに山から切り出され、その石が鉄と青銅と粘土と銀と金を打ち砕いたのは、大いなる神が、これから後に起こることを王に知らされたのです。その夢は正夢で、その解き明かしも確かです。」(ダニエル書24445


ここに示された第五の王国は、永遠に世界を支配する王国です。この王国を示す石は、人手によらずに切り出され、像の足を打って粉砕し、大きな山となって全地に広がり、永遠に世界を治めます。つまり、この王国は神の権威によって起こる王国で、その王国の支配者はイエス・キリストです。やがてキリストが再びこの世に来られる時、地上の全ての人を裁き、その後、正義と平和によってこの世を支配されます。これが、像の幻における第五の王国の意味するところです。



今日の一言: 終末預言は必ず成就する



鶴田健次

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2018.11.18 17:50 | 鶴田健次牧師より


牧師室より#411:患難時代の前兆(その5)_convert_20181115011543 


患難時代の前兆(その5)




エゼキエル書38章 の預言(2)



前回の患難時代の前兆(その4)で、終末が近づくと、ロシアとイランとトルコとリビアとスーダンが同盟を組み、ロシアがリーダーとなってイスラエルに攻めるというエゼキエルの預言を紹介しました。


では、何故これらの国々はイスラエルを攻めるのでしょうか? その動機をエゼキエルは次のように預言しました。 

  

「神である主はこう仰せられる。その日には、あなたの心にさまざまな思いが浮かぶ。あなたは悪巧みを設け、こう言おう。『私は城壁のない町々の国に攻め上り」、安心して住んでいる平和な国に侵入しよう。彼らはみな、城壁もかんぬきも門もない所に住んでいる。』あなたは物を分捕り、獲物をかすめ奪い、今は人の住むようになった廃墟や、国々から集められ、その国の中心に住み、家畜と財産を持っている民に向かって、あなたの腕力をふるおうとする。シェバやデダンやタルシシュの商人たち、およびそのすべての若い獅子たちは、あなたに聞こう。『あなたは物を分捕るために来たのか。獲物をかすめ奪うために集団を集め、銀や金を運び去り、家畜や財産を取り、大いに略奪をしようとするのか』と。」(エゼキエル381013 


エゼキエル書3813には、イスラエルがいかに豊かな国であるかが記されています。イスラエルは世界有数の農業国ですが、世界有数の先端技術を有する国です。また驚くべきことに油田が発掘されました。そして、ロシア(ゴグ)とその連合軍がイスラエルを攻めるのは、このようなイスラエルの豊かさを分捕り、かすめ奪うためだと記されています。


またここにはロシアとその連合軍のイスラエル侵攻に対して抗議する国々があると言われています。それらの国々とは、まず「シェバやデダンやタルシシュの商人たち」です。これは今のアラビア半島、サウジアラビア、スペインです。次に「すべての若い獅子たち」とあります。これは、イギリスやアメリカのような若い国のことだと言われています。ところが結局のところ、これらの国々は抗議はしても、手出しはせず、黙ってイスラエルが侵攻されるのを見ているだけです。つまり、その頃のアメリカやイギリスは中東での影響力を失っているということなのでしょう。 


アメリカは若い国でありながら、あっという間に並ぶもののない超大国として世界の覇権国になりました。それは、ひとつの見方をすれば、イスラエル支援においては決して一枚岩ではないアメリカが、政府内での熾烈な対立の中でイスラエルを支援し続けて来たこと、また世界中に宣教師を送り、世界の福音化に大きな貢献をしたことで神の祝福を得たからではないでしょうか。ところが、多くの教会にリベラリズムが浸透し、伝統的なキリスト教精神が失われるにつれて、聖書に基づく大切な習慣がアメリカ社会から消え去り、それに伴って神の祝福が取り去られてきたようにも見えます。そのために、やがてエゼキエルの預言が成就する頃にはアメリカは力を持たなくなっているのでしょうか。また似たようなことがイギリスにも言えるかも知れません。


続いて、エゼキエル書381416には、神がロシア(ゴグ)の連合軍がご自分の民イスラエルを攻め上ることを許された目的が記されています。


「それゆえ、人の子よ、預言してゴグに言え。神である主はこう仰せられる。わたしの民イスラエルが安心して住んでいるとき、実に、その日、あなたは奮い立つのだ。あなたは、北の果てのあなたの国から、多くの国々の民を率いて来る。彼らはみな馬に乗る者で、大集団、大軍勢だ。あなたは、わたしの民イスラエルを攻めに上り、終わりの日に、あなたは地をおおう雲のようになる。ゴグよ。わたしはあなたに、わたしの地を攻めさせる。それは、わたしがあなたを使って諸国の民の目の前にわたしの聖なることを示し、彼らがわたしを知るためだ。」(エゼキエル381416


この預言によれば、ロシアの連合軍がイスラエルに攻め上ることを神が許されたのは、これらの一連の出来事を見て、世界中の人々が神を知るようになるためだというのです。


ちょうどそれは、出エジプトの時に神が言われたことに似ています。神はエジプトの王パロの頑なさを用い、敢えてイスラエルが自分たちの力では絶対に乗り越えられない状況を作ることで、そこからイスラエルを救い出し、周りの国々にイスラエルの神こそが本当の神であることを示されたのです。

  

そのように、いつかロシアは連合軍を率いて、イスラエルを攻撃し、圧倒的な力でイスラエルを占領しようとします。次から次へと軍隊がなだれ込み、イスラエル軍はなすすべがありません。まさにイスラエルは絶体絶命の危機を迎えるのです。では、その結末はどうなるのでしょう? エゼキエル書381823にその結末がこう預言されています。 

  

「ゴグがイスラエルの地を攻めるその日、神である主の御告げ。わたしは怒りを燃え上がらせる。わたしは、ねたみと激しい怒りの火を吹きつけて言う。その日には必ずイスラエルの地に大きな地震が起こる。海の魚も、空の鳥も、野の獣も、地面をはうすべてのものも、地上のすべての人間も、わたしの前で震え上がり、山々はくつがえり、がけは落ち、すべての城壁は地に倒れる。わたしは剣を呼び寄せて、わたしのすべての山々でゴグを攻めさせる。神である主の御告げ。彼らは剣で同士打ちをするようになる。わたしは疫病と流血で彼に罰を下し、彼と、彼の部隊と、彼の率いる多くの国々の民の上に、豪雨や雹や火や硫黄を降り注がせる。わたしがわたしの大いなることを示し、わたしの聖なることを示して、多くの国々の見ている前で、わたしを知らせるとき、彼らは、わたしが主であることを知ろう。」(エゼキエル381823

  

このように神はこの出来事を全世界にご自分を知らしめるために用いられます。イスラエルが絶滅の危機に立たされ、世界中がイスラエルの窮地を見守る中、奇跡が起こります。神は大地震を起こしてイスラエルを助けられるのです。さらに、連合軍は同士討ちを始め、また疫病や様々な自然災害、そして火や硫黄(核戦争?)によって全滅するというのです。世界中の人々の予想とは裏腹に、ロシアとその連合軍のみならず、軍隊を送り出した国々までもが滅びてしまうというのです。

 

こうして、イスラエルは奇跡的な大勝利を収め、世界中が神に守られているイスラエルの姿を見るでしょう。そして、イスラエルは世界中の注目の的になるのです。 


こうしてロシア、アメリカ中心の時代は終わり、勝利したイスラエルと残った大国ヨーロッパの時代が来るでしょう。しかし、そこで終わりではありません。これは恐ろしい時代の始まりなのです。



今日の一言: 神の歴史支配に目を向けよう



鶴田健次


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2018.11.15 01:16 | 鶴田健次牧師より


牧師室より#410:患難時代の前兆(その4) 

患難時代の前兆(その4)

エゼキエル書38章 の預言(1)

  


紀元前6世紀ごろに活躍した預言者エゼキエルは、エゼキエル書38章において、イスラエルの未来に関わる世界の情勢を預言しています。その内容は、まるで現在の中東情勢がそのままが書かれているかのようで、将来起こる未来の戦争を次のように預言しました。 


「さらに、私に次のような主のことばがあった。「人の子よ。メシェクとトバルの大首長であるマゴグの地のゴグに顔を向け、彼に預言して、言え。神である主はこう仰せられる。メシェクとトバルの大首長であるゴグよ。今、わたしは、あなたに立ち向かう。わたしはあなたを引き回し、あなたのあごに鉤をかけ、あなたと、あなたの全軍勢を出陣させる。それはみな武装した馬や騎兵、大盾と盾を持ち、みな剣を取る大集団だ。ペルシャとクシュとプテも彼らとともにおり、みな盾とかぶとを着けている。ゴルメと、そのすべての軍隊、北の果てのベテ・トガルマと、そのすべての軍隊、それに多くの国々の民があなたとともにいる。備えをせよ。あなたも、あなたのところに集められた全集団も備えをせよ。あなたは彼らを監督せよ。」

(エゼキエル3817

  

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ここで使われている国名は、メシェクとはモスクワのこと、トバルとはトボリスクのことです。この二つの領域を束ねるのがゴグで現在のロシア、マゴグとは黒海あたりを指します。

  

また、ペルシャとはイランのことで、クシュは現在のスーダン、プテは現在のリビアを指します。そして、ベテ・トガルマは今のトルコ地方です。

  

つまりエゼキエルは、終末が近づくと、ロシアとイランとトルコとリビアとスーダンが同盟を組み、ロシアがリーダーとなってイスラエルに攻めると言っているのです。またエゼキエルはそのことを以下のように預言しています。 


「多くの日が過ぎて、あなたは命令を受け、終わりの年に、一つの国に侵入する。その国は剣の災害から立ち直り、その民は多くの国々の民の中から集められ、久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる。その民は国々の民の中から連れ出され、彼らはみんな安心して住んでいる。」(エゼキエル388


エゼキエルの時代、ユダ王国の首都エルサレムはバビロンのネブカデネザル王に征服され、ユダヤ人たちは捕囚の民としてバビロンに連れていかれました。しかし、バビロン捕囚は70年間で、その後バビロンはペルシャに征服され、ユダヤ人たちはペルシャの王クロスによって解放され、イスラエルに帰還し、エルサレムの壊れた城壁を再建しました。


それから約500年後、イエス・キリストがイスラエルに現れたのですが、ユダヤ人たちはキリストを拒否しました。そして紀元70年、エルサレムはローマ帝国に滅ぼされ、ユダヤ人たちは世界中に散らされていったのです。その後、世界中に離散したユダヤ人たちは行く先々で激しい迫害に遭いながらも死に絶えることなく、またユダヤ民族としてのアイデンティティーを失いませんでした。


18世紀末、イスラエルの土地は荒廃しきっていました。そのような土地をユダヤ人は、オスマントルコの不在地主たちから少しずつ買い取り、開墾していきまし。ユダヤ人にとって安住できる場所は祖国の地しかない考える勇敢な開拓者たちや、ヨーロッパでの迫害から逃れて来る人々によって、エルサレムは少しずつ昔の繁栄を取り戻していきました。そして1948年、イスラエルは再び国を再建したのです。


このエゼキエル書388節の預言は、世界中から集められたユダヤ人たちがイスラエルに住んでいることが前提となっています。つまり1948年以前は、この預言は成就し得ませんでした。しかし、聖書の預言通り、イスラエルが国を再建することによって、これらの預言が成就する環境が整ったのです。


今やイスラエルは、久しく廃墟となっていた地に奇跡的な復興を遂げ、さまざまな分野において頭角を現わし、核兵器も保有し、最強の軍隊を持つに至ってます。また、イスラエルに大油田が発見され、欧州に石油を売るためのパイプラインを建設しています。しかし、これはロシアの反感を買う行為です。なぜなら、これまで欧州はロシアから石油を買っていたからです。


アメリカは長年イスラエルと友好関係にあり、イスラエルを支援して来ました。ところが、オバマ政権はイスラエルに対し好意的ではありませんでした。アメリカは、いつの間にか伝統的なキリスト教精神を否定するようになり、資本主義の悪循環に陥りました。その結果、富の一極集中が加速し、1%の人がアメリカ全体の90%の富を持つようになり、今や富を独占するのは0.1%ないし0.01%に集中する事態になっています。


アメリカに代わって中東に台頭してきたロシアは、ソビエト連邦という社会主義の時代に、キリスト教を迫害しました。その結果、社会主義の悪循環に陥り、ソ連は崩壊したのです。そして、一時的にキリスト教が復興すると、国力が増し始めました。今やプーチンのロシアは、中東においてアメリカ以上の存在感を持つようになりました。 


2010から2012にかけて、アラブ世界では大規模の反政府デモが発生しました。いわゆる「アラブの春」”Arab Spring”です。それにより世界中がアラブ社会にも民主化が訪れると期待したのですが、民主化どころか、かえって激しいさまざまな内戦の始まりとなりました。


 またつい最近まで、北朝鮮のミサイル問題が話題となっていましたが、北朝鮮のバックにはイランが、イランのバックにはロシアがいます。ロシアはイランとトルコと手を組み、内戦状態のシリアに拠点を築いています。シリアの首都ダマスカスが落ちれば、イスラエル侵略への道は確保されたも同然です。なぜなら、イスラエルに地上軍を送るためには、ゴラン高原が必要だからです。そのゴラン高原の入口にダマスカスがあります。預言者イザヤは、このダマスカスの崩壊をこのように預言しています。 

  

「ダマスコに対する宣告。 見よ。ダマスコは取り去られて町でなくなり、廃墟となる。アロエルの町々は捨てられて、家畜の群れのものとなり、群れはそこに伏すが、それを脅かす者もいなくなる。」(イザヤ1712 

  

 ダマスカスは今まで廃墟となったことはありませんが、その近郊にある東グータの荒廃を見れば、その気配を感じます。ロシアがシリアの混乱に乗じて、イランやトルコと手を組み、イスラエルの地を征服すれば、世界を支配することも可能です。これもまた時のしるしではないでしょうか。



今日の一言: 終末時代が近づいている



鶴田健次

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2018.11.10 07:34 | 鶴田健次牧師より

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