患難時代の前兆(その1)
聖書を知る多くの人々が世界の終末が近いことを頻繁に口にするようになりました。その日その時がいつであるかは誰にも分からないと聖書にあるので、その日を特定することは誰にもできません。しかし、イエス・キリストは「時のしるし」を見分けるようにと警告しておられます。
「あなたがたは、・・・・そんなによく、空模様の見分け方を知っていながら、なぜ時のしるしを見分けることができないのですか。」(マタイ16:2、3)
私たちは今の時代に観察できる「時のしるし」を自分で調べる必要があります。神が私たち人類に神の計画を知らせようとしておられるからです。それによって神は一人でも多くの人々を救いに導こうとしておられるのです。
終末が近いことを判断するための手がかりとなる聖書の言葉は数多くありますが、たとえばマタイ24:5-8には以下のような「時のしるし」が記されています。
「わたしの名を名のる者が大勢現われ、『私こそキリストだ』と言って、多くの人を惑わすでしょう。また、戦争のことや、戦争のうわさを聞くでしょうが、気をつけて、あわてないようにしなさい。これらは必ず起こることです。しかし、終わりが来たのではありません。民族は民族に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉と地震が起こります。しかし、そのようなことはみな、産みの苦しみの始めなのです。」(マタイ24:5-8)
多くの偽キリストの出現や、戦争、飢饉、疫病、自然災害などが多発するというのは、確かに終末のしるしです。しかし、それらの出来事は産みの苦しみの始めでしかなく、さらに大きな患難がやって来ると聖書は預言しているのです。
終末預言の中には、いくつもの具体的な預言があります。たとえば、第三神殿の建設、イスラエルに対する敵対行為の増加、世界政府樹立に至るさまざまな出来事などが挙げられますが、何と言っても終末時代の最も明らかなしるしは、イスラエルの建国です。
イスラエルは1948年に、約1900年ぶりに国家を再建しました。神はアブラハムに、彼の子孫がカナンの地を「永遠の所有地」として受けることを約束されました(創世記17章8節)。預言者エゼキエルはイスラエルの復興を預言しました(エゼキエル37章)。またダニエル70週の預言では、終末時代に反キリストがイスラエルと条約を結ぶことを預言していますが、そのためにもイスラエルが国家として存在していることは絶対条件で、1948年以降、それがいつでも実現可能な態勢が整ったのです。
これらの事柄を初めとして、私たちは聖書にあるさまざまな「時のしるし」を見極めることができますが、終わりの時がいつであるかは誰にも知らされていません。しかし、その時は必ずやって来ます。ですから、それがいつ来てもいいように準備をしておくというのが最も賢明な生き方なのです。
今日の一言: 終わりの時代を生きている者としての自覚を持とう。
鶴田健次
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“怒りは感情の蓋”
あなたはどんな時に怒りを覚えますか? 当たり前のことですが、気分の良い時に怒る人はいません。人が怒るのは気分の悪い時です。では、どんな時にあなたは気分を悪くしますか?
人が気分を悪くする理由は様々ですが、例えば、よくあるケースが、「あの人、私のこと全く解ってくれない」「彼女ったら、私がこんなに苦しんでるのに助けてもくれない」「彼ったら、私のこと少しも考えてくれない」というものです。この場合、その心理的メッセージをみると、「解ってくれない」「助けてくれない」「愛してくれない」というメッセージが読み取れます。
解ってくれない、助けてくれない、愛してくれないと感じた時、人は不満を覚え、攻撃的になり、怒ってしまいます。あるいは、解って欲しい、助けて欲しい、愛して欲しいと素直に言えない時、「言わなくても解るでしょ? あなた全然私の気持を解っていない」と怒ってしまうのです。
この「解ってくれない」「助けてくれない」「愛してくれない」時というのは、どんな気持になるのでしょう? 解って欲しい人に解ってもらえない、助けて欲しい人に助けてもらえない、愛して欲しい人に愛してもらえない時、人は悲しい気持や寂しい気持になります。実は、怒りという感情の下には、悲しみや、寂しさという本当の感情が隠れているのです。
怒りという感情は、感情の蓋と言われます。人は、この悲しみや、寂しさを感じて傷つきたくないので、怒りという感情を使って本当の感情に蓋をしてしまうのです。
今日の一言: 怒りは感情の蓋
鶴田健次
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“心の向き”
あなたは不安や暗い気持ちになったりすることがありませんか? 不安になったり心配な気持ちになったりするのは、自分が悪いことを想像しているからです。また暗い気持ちになるのは、自分が悲観的な考え方をしているからです。
ですから、悪いことを想像するのをやめることができれば、不安や心配な気持ちになることはなくなります。また、希望や期待を心に抱くことができれば、明るい気持ちになれます。そして、いつもその時のベストを尽くすように心掛ければ、心を健全に保つことができるものです。
人の考えは、無意識の状態では、習慣に従います。つまり何かを特別に意識していない時には、いつもの思考パターンで考え、いつもの行動パターンを繰り返すのです。
しかし、何かを特別に意識すれば、意識している間は、習慣とは違うことを考え、違う行動を取ることができます。ところが意識しなくなると、すぐにまたいつもの習慣に戻り、今までと同じ生き方を繰り返すようになるのです。
ですから、これまでの新しい思考パターンと行動パターンを身に付け、新しい人生をいきるためには、新しい習慣を選び、それを継続的に意識しながら行い続けることが必要です。そうすることによって、その行動が新しい習慣となり、意識しなくても普通にそれを行うようになります。
幸福か、不幸かは人の心の向きで決まるものです。無意識のうちに、いつも希望や期待に心を向ける人は、どんなに暗い気持ちになるような事があっても、すぐにまた無意識のうちに希望や期待を持てるようなことを考えるので幸福な気持ちに戻るのです。
ですから、自分の心を不幸な思いにではなく幸福な思いに向ける習慣を身に付けましょう。そのために最も効果的な方法は、あなたの心に永遠に変わることのない真の愛と希望を与えて下さる神をお迎えすることです。
今日の一言: 心をいつも幸福な思いに向ける習慣を身に付けよう
鶴田健次
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朝鮮半島の平和はどうなる?
今年の6月12日、シンガポールで史上初の米朝首脳会談が開催されました。そこでトランプ大統領と金正恩委員長は包括的な合意文書に署名しましたが、その文書で、トランプ大統領が北朝鮮に体制保証を約束し、金正恩は朝鮮半島の「完全な非核化」に向けて取り組むことを確認したとされています。
はじめ北朝鮮の核問題は、米国と韓国と日本が団結して北朝鮮に核の廃絶を迫るという構図でした。ところが、9月に平壌で持たれた今年3回目の南北首脳会談は予定外?の新しい展開になりました。それは韓国と北朝鮮が和解し、それを米国に認めてもらおうとしたことです。
もともと朝鮮半島問題の解決は、北朝鮮の核兵器放棄、在韓米軍の撤退、米朝と南北の和解、という3つが目標でした。そして、これまでの構図は、米韓日が北に圧力をかけて核兵器を放棄させ、それから在韓米軍の撤廃と、米朝と南北の和解を進めるという予定でした。
ところが、米国の権利を握り、世界の覇権国としての立場を維持し続けようとする軍産複合体は、在韓米軍の恒久駐留が目標なので、米朝と南北の敵対が続くことが望ましいわけで、軍産の目標は、北の政権転覆ではなく、敵対の恒久化なのです。
この軍産主導の構図は、南北の恒久和平と在韓米軍の撤退を目指すトランプ大統領が登場することで崩れようとしています。トランプは軍産支配を壊すため、まず北の政権転覆を本気でやるそぶりを見せて軍産をひるませたのち、北との和解策に大転換し、史上初の米朝首脳会談を実現させたのです。
ところが、トランプは首脳会談で金正恩と和解し、在韓米軍を撤退させる意向を示したものの、その後、軍産勢力の反対に阻まれ、北が核廃絶するまで朝鮮戦争を終結しない姿勢を取らされているように見えます。トランプと金正恩の和解は維持されていますが、それが朝鮮戦争の終結や在韓米軍の撤退に発展しないのは、そういう事情があるように思われます。
そんな中で開かれたのが平壌での南北会談です。韓国の文在寅大統領は、今年初めに金正恩が米韓と和解したいと表明して以来、米朝をつなぐ役割を担っています。文在寅は、米国が動けなくなっている中で、米韓同盟を維持したまま、南北和解を進めようとしています。そして、和解した南北が共同して、米国の軍産に敵対中止を求めたのが今回の平壌会談による進展の一つだと言えます。
朝鮮半島の動きは、金正恩にとって、国際社会から認められ、経済成長をしていく好機ですし、文在寅にとっては、南北和解と対米自立を実現する好機です。そして、トランプにとっては、軍産支配を壊す好機です。
エルサレムの首都宣言もそうですが、この南北の恒久和平が実現すればトランプの基本戦略であるアメリカの覇権放棄に拍車をかけることでしょう。そして、世界は覇権の多極化が進み、現存するヨーロッパ連合、アフリカ連合、また現在進められているアメリカ連合、太平洋連合が整います。これは世界専制政治の組織図で、完全支配の構図を示すものですが、まさにこれは1990年にブッシュ大統領が声高らかに宣言したNew World Order(新世界秩序)実現に向けての動きであり、やがてそれは聖書の終末預言にある世界政府の樹立という形で実現するのかも知れません。
あくまでもこれは聖書の終末預言をもとに朝鮮半島に関わる米国の動きを逆読みし、世界政府樹立への流れを推理したもので、この推理は外れるかも知れません。しかし、たとえ外れても、やがて必ず別のプロセスでこの世界政府は樹立されるのです。なぜなら、それが聖書の終末預言で明らかにされていることだからです。
聖書預言の成就率は100%です。これほど確かな未来予測は存在しません。意図的に偽りの情報が飛び交う今日において、聖書だけが完全に信頼できる羅針盤なのです。
鶴田健次
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