今日は、”四人の人の物語”についてお話します。
私がこのチャールズ・オスグッドの詩と出会ったのはもう随分前のことです。それがとても面白い詩だったのでファイルしておいたのですが、それを思いがけず十数年ぶりに目にし、つい思い出し笑いをしてしまいました。有名な詩なのでご存知の方もたくさんおられるかも知れません。
実際、これは私たちの周りでよくあることで、人間の利己的で傍観者的な一面を見事に言い表している、とても示唆に富んだ詩です。まずは読んでみてください。原文と日本語訳の両方を記します。
This is a story about Four peoples : Everybody, somebody, Anybody and Nobody.
There was an important job to be done and Everybody was asked to do it.
Everybody was sure Somebody would do it.
Anybody could have done it, but Nobody did it.
Somebody got angry about that because it was Everybody's job.
Everybody thought Anybody could do it.
But Nobody realized that Everybody wouldn't do it.
It ended up that Everybody blamed Somebody when actually Nobody asked Anybody.
四人の人の物語 : Everybody, Somebody, Anybody, それにNobody.
皆でやらなければならない大切な仕事があった。
誰かがきっとやるだろう、と皆が思った。
誰でもやることができただろうに、誰もやらなかった。
皆の仕事なのに、と誰かが腹を立てた。
誰でもやれることだと皆が思った。
しかし、誰もやらないだろうとは、誰も気づかなかった。
誰かに頼んだ人は、誰もいなかったのに、最後には、皆が誰かのせいにした。
皆さんは、この詩を読んでどんな事を考えますか? 自分にもそんな一面があると思いますか? 自分の家庭のことなら自分の仕事と考えるかも知れませんが、公の事に関しては、つい誰かがやるだろう、と傍観者的になる人が圧倒的に多いかも知れません。そして、そういう人に限って、その事がちゃんとなされていないと、誰かを非難するのです。
国家を非難する人、社会を非難する人、自分の会社を非難し、教会を非難する人。
しかし、もし私たちが国家の一員、社会の一員、会社の一員、教会の一員ならば、それを良くするのは私たち一人一人の仕事であり、責任であり、気が付くことがあれば自分から率先してその欠けを補うべきではないでしょうか。
聖書は、教会をキリストの体にたとえ、一人一人のクリスチャンを体の肢体にたとえています。この”キリストの体神学”は、教会だけでなく世の中のあらゆる組織に当てはまる素晴らしい教えで、機能的な組織作りの土台として一般社会でも幅広く用いられているノウハウです。
それは、人間の手や足や目や鼻や口がすべてその人のために存在し、働き、その人に最良の益をもたらそうとするように、組織に属している一人一人は、自分の能力を最大限に活かして、その組織のためになることを心がけるなら、その組織に最良の益をもたらし、自分自身の存在価値も高められるのだ、ということです。
あと二日で2017年が始まります。新年を迎えるに当たり、あなたも、「誰かがやるだろう」「誰かの責任だ」という思いを捨てて、「私がやろう」「私の責任だ」という思いで新しい年に臨んでみませんか? そうすれば、あなたが属するすべての組織において、あなたは無くてはならない人となり、2017年がきっとあなたにとって人生最良の年になるでしょう。
今日の一言: 2017年はきっと私にとって人生最良の年になる
鶴田健次
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2016年もあと3日を残すばかりとなりました。
私たちのラスベガス日本人教会の2016年は、どのような年だったでしょうか。写真を見ながら振り返ってみたいと思います。
1月3日 日曜日に、2016年の最初の礼拝・新年礼拝が持たれ、その2週間後1月16日~17日に、ベストセラーになった本「20万人の腰痛を治した背骨コンディショニング」の著者であり、背骨コンディショニングの創始者・日野秀彦氏が日本から来られ、背骨コンディショニングの体験会と施術をしていただき、翌日は礼拝で証しをしてくださいました。



元気いっぱいの子供たちが、体を動かしながら肉体的にも精神的にも健康になり、協調性を身に付け、神の家族である意識を高め合えるようにという願いから始まった新しい試みです。







5月8日は母の日。礼拝後にサンデースクールの男の子たちがショートパフォーマンスを披露してくれました。その後で、教会の男性陣が、即興で「かあさんの歌」を歌ってくださいました。






10月23日の礼拝にはカリフォルニアからNCM2 Choir (ゴスペルコーラスグループ)をお迎えし、賛美礼拝が持たれました。その中で、ユリ姉妹が、お母様が救われた時の証しを話してくださいました。

12月21日 水曜日6時半から、キャンドルライト・サービスが行われました。


皆様、今年もラスベガス日本人教会とLVJCC Blog を支えてくださり、心から感謝致します。
2017年が、皆様にとって主にあっての最高の年となりますようにお祈りしております。
(MU)
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今日は、”クリスマス”について考えてみました。
クリスマスという言葉は、ラテン語「クリストゥス・ミサ」の略で、Christ(キリスト)+mas(礼拝)を意味します。また、XmasはX(ギリシャ語で「Xristos」の頭文字)とmas(礼拝)を合わせたもので、Xristos(クリストス)は「油を注がれた者」、つまり「救世主」「キリスト」を意味します。
クリスマスとは、イエス・キリストが今から約2000年前に、ベツレヘムの家畜小屋でお生まれになったお誕生日を祝う「キリストの降誕祭」です。
しかし、イエス・キリストの誕生日に関する記録は残されていないため、正確な日付けは分っていません。初期の頃には様々な日に祝ったようですが、時が経つにつれて12月25日に祝われるようになり、4世紀にこれが確立したようです。
また、ローマでは12月の冬至に太陽を祭るお祝いをしていました。周知のとおり、北半球で一番昼が短くなるのが冬至です。冬に向け次第に短くなってきた昼が、この日を境にまた長くなっていきます。つまり、勢いの弱まってきた太陽が冬至に再び力を取り戻し、光りが蘇るということを祝っていたのです。
さらに、273年になると、時のローマ皇帝アウレリアヌスは12月25日を太陽神の誕生日と定めました。イエス・キリストは『正義の太陽』『世の光』と呼ばれていることから、336年、当時の教会は、この祭日を利用してイエス・キリストの誕生を祝う日と定めたのです。
また、当時のローマでは、太陽神を崇拝する異教が大きな力を持ち、12月25日を太陽神を祭る祝祭日としていました。そこで、初代キリスト教の指導者達が、異教徒との対立や摩擦を生むことなく異教徒にキリスト教を広めるために、12月25日をクリスマスとしたのです。
ところで、クリスマスは不思議な季節です。人の心が優しくなり、人のことを思いやる気持ちがいつもより強くなるような気がします。この時期には、困った人、貧しい人、病気の人、孤独な人たちに多くの愛の手が差し伸べられます。このように、クリスマスの季節になると、人の心が優しくなるのは、キリストの愛が私たちに迫ってくるからです。
今から約2000年前、イエス・キリストは神であられたにも拘わらず、罪がもたらす永遠の滅びから私たちを救い出すために、天の栄光の位を捨て、聖霊によってマリヤの胎に宿り、ユダヤのベツレヘムの家畜小屋で誕生されたのです。
キリストは33年半の地上の生涯を送られますが、最後の3年半がメシヤ(キリスト)としての歩みで、ユダヤ全土を巡り歩き、ご自分がメシヤであることを知らせながら伝道の旅を続けられました。そして、初めからの計画どおり、十字架に架けられ、人々の救いのために命を捧げて下さったのです。
クリスマスは楽しい華やかな時ですが、実は神の子キリストが死を覚悟してこの世に誕生された日なのです。ですから、今年のクリスマスは特にその事を覚えて、神からの贈り物である”イエス・キリスト”をまずあなた自身が感謝して受け取り、さらにこのギフトが一人でも多くの方々のものとなるように働かせていただきましょう。
「しかし、まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さったことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのである」(ローマ書5:8)
今日の一言: イエス・キリストは神からの贈り物
鶴田健次
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さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです。
きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
ルカの福音書2:8-14
今年も残すところ、2週間を切り、今度の日曜日は、いよいよクリスマスを迎えます。アメリカでは11月末のサンクスギビングを迎えた頃から、クリスマスに向けて、日常で目にするもの、耳にするもの、口にするもの、鼻で嗅ぐもの、手に取るもの全てがホリデー一色に染まり、マーケティング戦略を駆使しながら、企業による消費者争奪戦が繰り広げられています。
クリスマスとはなあに?と尋ねた時に、多くの人がコマーシャル化された一種の祝いの時と思う人も少なくないのではないでしょうか。クリスマスの本当の意味、「救い主の御降誕」には全く関係のない理由で祝われることの多いこのシーズンに、クリスマスの本当の意味を覚えて過ごすことが、今まで以上に難しいと言っても過言ではないかと思います。
そんな時に、50年以上前に放送されたお馴染みのアニメ動画、「チャーリーブラウンのクリスマス」の一つのシーンを思い出しました。
クリスマスだというのに、何をやってもうまくいかず、せっかく用意したツリーはなんとも貧弱で、全然クリスマスの喜びを感じられない主人公チャーリーは、嫌気がさして友達のライナスに、こう尋ねました。「Isn't there anyone who knows what Christmas is all about????(YK訳:クリスマスって一体なんのことなのか知ってる人は誰かいないの?!)」
そこでライナスは、「Sure. I’ll tell you what Christmas is all about. (YK訳:僕がクリスマスがなんのことか教えてあげるよ。)」と伝えて、劇場のステージ真ん中まで進み、冒頭の聖書の御言葉ルカの福音書からクリスマス物語の暗唱朗読を始めるのです。こちらがそのシーン
それはまさに、シンプルでありながら子供から大人まで誰もがわかる「クリスマスの本当の意味」そのものなのです。
このシーンから、残りの日々、今まで以上にクリスマスの本当の理由である「イエス様の御降誕」を覚えて、クリスマスを迎えることができるといいなと思いました。
今晩(12月21日)は、教会でクリスマスキャンドルライトサービス、そして12月25日(日)は、クリスマス日英合同礼拝が執り行われます。
詳しくは、下記をご覧ください。
12 月 21 日(水) 午後 6 時半(PST)~ :クリスマス キャンドルライトサービス (軽食あり)
12 月 25 日(日) 午前 11 時(PST)~:クリスマス日英合同礼拝(ポットラック クリスマスランチ)
場所:ラスベガス日本人教会
1800 E.Desert Inn Road
Las Vegas, NV 89169
お友達をお誘いのうえ、皆さんでお出かけください。
(YK)
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