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ラスベガス日本人教会  砂漠の地ラスベガスから乾いた心に命の水を

2017年7月24日 (月)26日(水)及び31日(月)のBlogに続き、2017年7月16日、メシアニックジューの教会、Richard Hill 牧師が執り継いでくださった聖書のメッセージの日本語翻訳( 最終回)をお届け致します。

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アモンは、モアブの北方に住みました。今日、この地域は、ヨルダンの北西です。それで、今日のヨルダンの西側の全ては、主とイスラエルの敵と確認されます。それから、これはヨルダンの全国を含みます。アマレクは、ユダとエジプトの間の地域に住んでいました。 今日、それはシナイ半島と呼ばれています。

シナイ半島はエジプトです。ところが1967~1981年、イスラエルがシナイ半島を所有しました。しかし、イスラエルは平和条約の一部として1981年にそれをエジプトに返還しました。

イスラエルは平和のために土地を返すだけでなく、石油や天然ガスの掘削のために使用されたすべての建物、機材、その他の物も、惜しげなく平和のためにエジプトに与えました。

ペリシテは、カナンの南西の角に住んでいました。今日、その土地はガザ地区と呼ばれています。ヤセル・アラファトは、パレスチナ人とペリシテ人の間に歴史的な関係を作ろうとしました。しかし、世界の科学界は、この意見を打ち消しました。

この小さな土地の区画からの人々が敵であり、ユダヤ民族を嫌う人々で、イスラエルを攻撃するというのは興味深いことです。これは、まさに私たちが今日見るものです。私は、この御言葉がガザ地区がイスラエルの悩みの種であり続けることを示していると信じています。

2005年に、イスラエルはパレスチナ自治政府に平和のためにガザ地区を与えました。イスラエルがその地区を去ったその日が、パレスチナ人がミサイルをイスラエルに発射した日でした。これが、この御言葉の成就です。

ツロは、レバノンの南海岸に沿った都市です。ツロは、今日、レバノンで4番目に大きな都市です。ゲバルがレバノンを代表するように、ツロもレバノンを代表します。

最後はアッシリアです。アッシリアは、メソポタミア地域の上方でチグリス川に沿ったところにありました。今日、それはイラクとシリア東部の一部です。 2003年の二回目の湾岸戦争の後、サダム・フセインが追い詰められ、法廷で審理されて有罪判決を受け、2006年に絞首刑を言い渡されました。

彼の死後、準民主主義自由主義国への意図された平和的な移行を導く代わりに、イラクは政治的混沌の難題を経験しました。 これらの出来事は、ISISとして知られている新しい狂信的なイスラム・グループによって戦争を招いています。

彼らは2017年現在、イラクのおよそ半分とシリアの半分を支配しています。また両国における彼らの拠点から、彼らは徹底的な攻撃でイスラエルを脅かしています。

一部の信者は、詩篇83篇が特定の戦争について語っていると思っています。しかし、この詩篇の文脈は、ユダヤ民族に対する憎悪と暴力的な計画が現在の連続した行動であることを示しています。では、それがどのように詩篇83篇とぴったり合うかを見るために、イスラエルの最近の歴史の一部を見てみましょう。

第二次世界大戦で600万人のユダヤ人が死んだあと、1947年11月29日、国連はイスラエルの土地を二つに分割することを33対13で決議しました。一つはアラブ人のためのもの、もう一つはユダヤ人のためのものです。ユダヤ人はそれにしぶしぶ同意しましたが、アラブ人はその案を激しく拒否しました。なぜなら彼らがイスラエルの隣国になることなど考えられなかったからです。

過去70年で、イスラエルは詩篇83篇に名前が挙げられているこれらの国々と8回の戦争をしました。多くの場合、これらの国々はイスラエルと戦うために団結しました。しかし、主はこれら一つ一つの戦争において、イスラエルを守り助けられました。

この歴史(またもっと多くのイスラエルの歴史があります)のすべては、もっと多くのテロがイスラエルに対して行なわれる中で、詩篇83篇がどのように最近の過去に成就し、またこれからの将来にも成就し続けるかということの証拠を示すものです。

情報組織と最近のヨーロッパと米国へのシリア難民の動きを通して、私たちはこの反ユダヤ的な精神と信念体系が劇的に増えているのを見ています。

私は、この反ユダヤ主義が世界中で発展を続け、最終的にエゼキエル戦争と患難時代の基盤となると思っています。これは、私が大部分の信者たちが逃していると思っている大局的なシナリオです。 信者たちは、霊の戦いの中にいます。悪魔であるサタンは私たちとユダヤ民族を攻撃しているのです。

サタンは確かに世界のすべての人々を憎んでいます。しかし、彼はユダヤ民族とイエス様を信じる者を情熱を持って憎みます。 なぜでしょうか? サタンは神が愛しておられるすべてのものが嫌いなのです。しかし、神はご自分の霊の子供たちを愛し、ユダヤ民族を愛しておられるのです。

ですから、サタンはイスラエルとユダヤ民族を憎んで、彼らを滅ぼそうとする計画に従うようにこの世に活力を与えるのです。もしサタンが完全にイスラエルを滅ぼすことができるなら、彼はイスラエルのために素晴らしい計画を持って働き続けておられる神を打ち破ることになります。

仮にサタンが神様に勝利する事ができるなら、彼は自分を神のようだと主張し、また神になり変わった存在になろうとするでしょう。ですがそれはそもそもサタンが堕落した原因なのです。 そこで、今日のイスラエルのための神の計画とは何でしょうか? 神は、世界中からイスラエルの地にユダヤ民族を再び集めようとしておられるのです。

それから、神は患難時代においてイスラエルをさばき、そして、最後にすべてのイスラエルを患難時代の終わりに国家として救われるのです。これがイエス様がイスラエルを救うだけでなく、彼らを反キリストから救い出すために戻って来られ、それから千年王国を準備される時なのです。
アーメン! 
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リチャード・ヒル牧師


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2017.08.03 12:24 | 礼拝
2017年7月24日 (月)及び26日(水)のBlogに続き、2017年7月16日、メシアニックジューの教会、Richard Hill 牧師が執り継いでくださった聖書のメッセージの日本語翻訳(第3回)をお届け致します。

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永遠(ヘブル語でolam)は永久にという意味です。このエドムの永遠の荒廃には明らかな出発点がありますが、終点がありません。永久にというのは非常に長い時間です。

したがって、古代エドムの国にヨルダン人が住んでいる時から、まだ預言は成就されていないのです。もし預言が過去または現在において未だに完全に成就していないなら、それはいつ成就されるのでしょうか? 明らかにそれは将来です。

では、神がエドムを完全に破壊しようとしておられる他の理由を見てみましょう。5節で、主はエドムの永遠の破壊は、彼らがイスラエルに対していつまでも敵意を抱いているために起こるのだと宣言しておられます。エドム人は、兄弟ヤコブを憎んだエサウの子孫です。

この憎しみが永遠なので、それはエドムの先祖に始まり、続けてすべてのエドム人に受け継がれていきました。すべての現代のアラブ人、イスラム教徒とペルシャ人は、エサウかイシマエルの子孫で、このようにまたイスラエルに対する憎しみを分かち合っているのです。

それはまたエドムの、そして他の多くのイスラム教徒、アラブとペルシャ諸国のイスラエルに対する行動がこの憎しみを表わしていることは明白です。

主はまた流血がエドムをその破壊に至るまで追い続けると宣言しておられます(6節)。主は人々がエドムに行くことも、またエドムから出て来ることも許されず、それが完全な孤立の原因になっています(7節)。この事がまだ起こっていないことは歴史からも明らかです。ですから、この預言はまだ将来に起こるのです。

詩篇83:1-8にはこうあります。

神よ。沈黙を続けないでください。黙っていないでください。神よ。じっとしていないでください。今、あなたの敵どもが立ち騒ぎ、あなたを憎む者どもが頭をもたげています。 彼らは、あなたの民に対して悪賢いはかりごとを巡らし、あなたのかくまわれる者たちに悪だくみをしています。 彼らは言っています。「さあ、彼らの国を消し去って、イスラエルの名がもはや覚えられないようにしよう。」

彼らは心を一つにして悪だくみをし、あなたに逆らって、契約を結んでいます。 それは、エドムの天幕の者たちとイシュマエル人、モアブとハガル人、 ゲバルとアモン、それにアマレク、ツロの住人といっしょにペリシテもです。 アッシリヤもまた、彼らにくみし、彼らはロトの子らの腕となりました。
 
ここまで、私たちは聖書がイシマエル人とエドム人がユダヤ民族を永遠に憎むことを示すところだけを見てきました。詩篇83篇は、イスラエルを憎むもっと多くの民族を劇的な方法で明らかにしています。 このアサフの賛歌は、凶悪な者たちとユダヤ民族に対する彼らの酷い行いのための神への叫びです(2節)。

3節では、私たちは、主の敵が彼らの頭を持ち上げることによって神に対する彼らの憎しみを表わしているのを見ます。これは、これらの凶悪な者たちが主に対して彼ら自身の誇りで自分たちをほめたたえていることを意味します。 それで、どのように彼らは憎しみを表わすのでしょうか?

4節は、イスラエルの神の敵が抜け目のない計画を立てていて、「あなたの民」と「あなたの宝の民」に陰謀を企てている、ということを示しています。神の民と神の宝の民とは、間違いなくユダヤ民族のことです。

ユダヤ民族は、神の民となるために地上のすべての民族から神によって選ばれました(申命記7:6)。 5節では、イスラエルの神の敵がユダヤ民族の敵であることに間違いありません。

彼らは、「国として彼らを消し去り」、「イスラエルの名前がもはや覚えられないようにしよう」とさえ言っています。長きに渡って何百回、狂った世界のリーダーたちがこれらの感情をはっきりと言い表したことでしょうか?

私たちは、マフムード・アッバース、ヤセル・アラファト、マフムード・アフマディーネジャード、アドルフ・ヒットラー、ベニート・ムッソリーニや多くの他のリーダーから、彼らがすべてのユダヤ民族を滅ぼすことが彼らの願いであるということを公の場で、再三再四、聞かされてきました。6節は非常に印象的です。

彼らは、仲良く一緒に共謀さえして、神に敵対する契約を結んだのです! イスラエルの神に敵対する契約を結ぶことは、主に敵対する、非常に強い、また簡単には壊れない公約を表わしています! 彼らは、主と主の選びの民に敵対するために、この契約において自分たちを結びつけているのです。

そこで、疑問が頭に浮かびます、「主とイスラエルを彼らが契約に自分自身を結びつけるほどに主とイスラエルを憎む諸国と民とは誰のことか?」 7-9節は、彼らの古代の名前を示していますが、私は彼らの現代の名前を明らかにしたいと思います。
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7節は、エドムから始まります。エドムはエサウで、彼は死海の南東部に移住しました。 今日、この地域は、南西ヨルダンです。 ヨルダンが1994年にイスラエルとの平和条約に調印して、ユダヤ民族と平和を守っている点に注意すると面白いです。

しかし、平和条約は簡単に破られてしまいます。ムハマンド・ムルシー大統領のもとで、2012-2013年、エジプトの急進的なイスラム主義者は、イスラエルとの平和条約を廃止するようムルシーに呼びかけました。これはムルシーがエジプトの軍隊によって公職を降ろされてからは起こりませんでした。

私たちのリストの次は、イシマエル人です。 結局、イシマエルはアラビアに移住しました。 今日、これはサウジアラビアです。 最近、イスラエルとエジプト間の平和条約に加わりたいというサウジアラビアの意向に基づいて会談が持たれました。

モアブは、死海の東とエドムの北に住みました。 今日、それはヨルダン中西部です。 ハガル人はハガルから来ています、そして、彼女はエジプト人でした。 今日のエジプトは、彼らが1979年に署名したイスラエルとの平和条約を守っています。

8節では、ゲバルから始まるユダヤ民族の敵のリストが続きます。ゲバルはレバノンの沿岸都市でした。それで、それ以来ゲバルはレバノンを表わすようになります。イスラエルは、2006年にヒズボラと戦争をしました。ヒズボラはレバノンに駐留していましたが、イスラエルの戦いはレバノンに対するものではありませんでした。

しかし、それ以来、レバノンの市民は、ヒズボラを自国のリーダーとして選びました。それを機にイスラエルは「もしイスラエルとヘズボラが戦争になった場合レバノンも攻撃対象と見なす」と宣言したのです。
 
リチャード・ヒル牧師

次回(最終回)は、8月2日(水)掲載予定です。


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2017.08.01 05:19 | 礼拝
2017年7月24日 (月)のBlogに続き、2017年7月16日、メシアニックジューの教会、Richard Hill 牧師が執り継いでくださった聖書のメッセージの日本語翻訳(第2回)をお届け致します。

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8-9節で、主の使いはハガルに彼女がサラの奴隷であり、彼女はサラの主人としての権威に服するべきであったことを思い起こさせています。これは、この両者の間で確認される第二の問題です。ハガルは最初にサラを見下し、今度は自分にうぬぼれて、サラの権威に服さなかったのです。

このような問題は、神様の導きの中で解決しなければ、侮りと憎しみを産んでしまいます。一族または家庭の中で軽蔑された女性と一緒に暮らすことほど苦しい事はありません。

家庭円満の邪魔になるこれらすべての肉的な問題にもかかわらず、主の使いは、彼女の子孫を増やすという大いなる約束をもってハガルを祝福します(10節)。主の使いは、その数は数えきれないほどになるとさえ言います。世界中のイスラム教徒は、ハガルの息子イシマエルを、イスラム教の重要な予言者また創始者と見なしています。

イスラム教徒たちは、イシマエルを幾つかの傑出したアラブ種族の先祖として認めています。彼らはまた、彼らの予言者モハメッドを偉大な国家と世界支配の構築のための手助けをするイシマエルの子孫と信じています。

世界中のほぼ20億人のイスラム教徒たちのほとんどは、彼らの血縁的また霊的ルーツをイシマエルと彼の父アブラハムまでたどります。ですからハガルは世界中のイスラム信仰の女家長になるのです。

11節で、主の使いは、ハガルが男の子をみごもり、彼の名を「神は聞かれる」という意味の「イシマエル」と名づけなければならないと宣言します。主は彼女が泣くのを聞かれ、彼女の苦しみを心に留められました。また12節では、主の使いは、私が「4つの争いの預言」と呼ぶものをもって宣言し続けます。

最初の争いの預言は、イシマエルが「野生のロバのような人となる」というものです。この比喩は、イシマエルの気が狂ったような態度と混ぜ合わせられた彼の荒々しい無骨な性格を表わしています。野生のロバは、あるいは飼い慣らされたロバでさえ、はっきりした理由もなく自制心を失うことがあるのです。

ある瞬間、彼らは大人しくても、次の瞬間、彼らはまるで彼らの命がそれに依存しているかのように、制御できないほど蹴ったりわめいたりします。これは、イシマエルの性格の特性で、彼は荒々しく自分を制御できなくなるのです。 またこれはイシマエルの性格の特性であるだけでなく、彼の子孫にまで受け継がれている彼らの性格の特性だと私は思っています。

第二の争いの預言は、「イシマエルの手は、すべての人に逆らい」と言っています。彼はすべての人に対して攻撃的で、敵意に満ち、ふるまいにおいて好戦的です。この種のふるまいは、その人の人生に常に混乱をもたらします。

第三の争いの預言は、「すべての人の手も彼に逆らう」と宣言しています。人が好戦的で彼らの同胞に対して攻撃的である場合、彼らの同胞は通常、攻撃的また挑戦的な態度で対応してきます。昔の格言に「自業自得」とある通りです。戦いが好きな人は、そのうち戦う相手を見つけるものです。

第四の争いの預言は、イシマエルが「彼はすべての兄弟から離れて住む」と述べています。「離れて」というのは、二つのヘブル語「al panim」から成っています。「Al」とは「~に、~の上に、~に関する、~に対して」という意味で、「Panim」は「顔、表情、存在」を意味します。

この対立の文脈において、この句は、イシマエルが「すべての兄弟に敵対して住むであろう」と訳すのがより良いと思います。イシマエルはすべての人に対して攻撃的で好戦的であると既に預言されているので、彼は明らかに兄弟たちに対しても敵対的なはずです。

歴史はイシマエルが最終的に今日のサウジアラビアに当たるアラビア半島の東部に住みついたことを支持します。彼の兄弟は、すべてのイスラム教徒、アラブ民族とペルシャ民族、そしてユダヤ民族(忘れてはなりません)を含んでいます。

イシマエルとイサクは血を分けた兄弟で、彼らと彼らの子孫の間には愛がなければなりません。 ところが、兄弟としてお互いに愛し合う代わりに、たくさんの怒りと憎しみが敵同士となった彼らの間にはありました。

エゼキエル35:1-5、15にこうあります。

次のような主のことばが私にあった。 「人の子よ。顔をセイルの山に向け、これについて預言して、 言え。神である主はこう仰せられる。セイルの山よ。わたしはおまえに立ち向かい、おまえにわたしは手を伸ばし、おまえを荒れ果てさせ、荒廃した地とする。 わたしがおまえの町々を廃墟にし、おまえを荒れ果てさせるとき、おまえは、わたしが主であることを知ろう。 おまえはいつまでも敵意を抱き、イスラエル人が災難に会うとき、彼らの最後の刑罰の時、彼らを剣に渡した。(35:1-5)

おまえは、イスラエルの家の相続地が荒れ果てたのを喜んだが、わたしはおまえに同じようにしよう。セイルの山よ。おまえは荒れ果て、エドム全体もそうなる。人々は、わたしが主であることを知ろう。(35:15)

エゼキエルは、イスラエルに対する他国の大きな憎しみが一体どれほどのものだったのかを私たちに教えています(特にここではエドムのことだけが言われていますが)。1-4節では、セイル山に対する主の宣言です。主は、セイル山とその町々を荒れ果てた廃墟にされるのです。

主がセイル山を破壊される理由のひとつは、彼らがイスラエルの神が主であることを知るようになるためです。神は不可解な方法で、また時々、破壊的な裁きを通して、人々や国家を悔い改めに至らせようとされます。私は、これがまさに神がここでしておられることだと信じています。

それは破壊がもたらされれば自動的にこの国民がイエス様を信じるようになるという意味ではなく、少なくともイスラエルの神が彼らを裁いておられることを理解するという意味です。

そこで、「セイル山とは誰のことか?」という疑問が湧いてきます。15節はその答えを私たちに語っています。セイル山はエドムの全国民を表わしているのです。思い出してください。今日、エドムはヨルダンの南西に位置しています。

この地域は今日、多くの都市と合計200,000人以上の人口を抱え、繁栄しています。15節の終わりに、神は、彼らがこの恐ろしい破壊を通してイスラエルの神が主であることを知るようになると二度目の宣言をしておられます。

多くの信者は私に、「エドムは既に裁かれているのではありませんか?」と質問します。はい、裁かれています。しかし、聖書のこの部分に述べられている範囲においてではありません。主は7節において、エドムは荒れ果て、廃墟となると再び宣言しておられます。

8-9節は、これが真実であることを知る鍵です。8節では、エドム人の死者が彼らの山々を満たし、丘や、谷や、渓谷をさえ満たすと言われています。これは、死者が国中に散らばっていることを意味します。

9節は、彼らの都市は誰も住まず、エドムは永遠の廃墟となると深刻に述べています。これらの特定のさばきは、イエス様の再臨の出来事に似ています。


リチャード・ヒル牧師

次回(3回目)は、7月31日(月)掲載予定です


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2017.07.27 00:56 | 礼拝
2017年7月16日、メシアニックジューの教会からRichard Hill 牧師をお迎えし、聖書のメッセージを執り継いでいただきました。日本語に翻訳したメッセージを4回に分けてここに掲載致します。
本日はその1回目。生きた「今日のイスラエル」を、お届け致します。

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シャローム! 私の名前はリチャード・ヒルです。私の家族と私は、この17年間、CJF Ministriesの宣教師として働いています。主は私たちをラスベガス・バレーにいる8万人のユダヤ人たちにイエス様の福音のメッセージを宣べ伝えるために召して下さいました。

この17年間、主は私たちの働きを祝福して下さり、私たちは1100人以上の人々を主に導いてきました。そしてその中の63人がユダヤ人です。私たちは主が私たちを主の栄光のために用いて下さることに興奮を覚えます。

また私たちは、ラスベガス日本人教会の皆さんが祈りと献金で私たちを支えて下さることを心から感謝します。本当にありがとうございます。ユダヤ人への私たちの働きを祝福して下さる皆さんを主が豊かに祝福されますように。

イスラエルはひどい苦境の中にあります。まるで全世界がイスラエルとユダヤ人に対する憎しみを増し加えているようです。イスラム教がヨーロッパの国々で増加する中、ますます多くのヨーロッパ諸国がイスラエルに対抗する国連のレトリックに加わっています。

反ユダヤ的な険悪さが、世界中のユダヤ人たちに対して増えています。イスラエルに対するBDS運動(ボイコット、投資の引き揚げ、制裁)は、世界の至る所に、さらには大学のキャンパスにまで広がっています。このBDS運動はイスラエルの会社をボイコットし、イスラエルから金融資産を引き揚げ、国連には常にイスラエルに対する制裁を求めています。

アメリカ合衆国(イスラエルの最後の真の友であり兄のような)でさえ、オバマ政権のもとでイスラエルからその支持を他に転換するようになりました。しかし、トランプ政権のもとで、私たちはイスラエルとの関係がより強まるのではないかと見ています。

私たちの今の大統領はイスラエルを祝福したいと願っています。これは素晴らしいことです。なぜなら、聖書に、私たちがイスラエルを祝福するなら神が私たちを祝福される、とあるからです。ですから私は、米国と一般の教会は今、神の執行猶予のもとにあると信じます。きっと裁きは回避されています。ではなぜ、このような対立と敵意がこの小さな国イスラエルの上にあるのでしょうか?

イスラエルは、わずか263マイルの長さで、幅は一番広いところが71マイル、一番狭いところが9マイルです。それは7百万人弱のユダヤ人の家です。そこでまた思います。「なぜこのすべての憎悪がイスラエルとユダヤ民族に向けられたのか?」

聖書的に言えば、少なくとも二つの答えがあります。一番目は、イエスを信じる多くの者がしばしば忘れることですが、サタンが神に対して戦いを挑んでいる、という大きな図式です。サタンは神の選びの民であるユダヤ人を強奪することによって神の王座を奪おうとしているのです。サタンは神が愛しておられるすべてを憎んでいます。そして、神はユダヤ民族を愛しておられるのです。

神は、ユダヤ民族をご自分の契約を通し、彼らに素晴らしい約束を与えられたほどに愛しておられます。それらの約束の一つは、最終的に彼らの救い主イエスによって贖われた国家イスラエルを私たちが千年王国と呼ぶメシヤの王国に導くことです。

もしサタンがユダヤ民族に対する神の約束の一つでも邪魔することができるなら、サタンは神に対する勝利を宣言し、宇宙における最高の存在であると主張できるのです。もちろん私たちはそんな事は決して起こらないということを知っています。しかし、サタンはそれを試み続けるのです。

サタンの計画は、ユダヤ民族に対する憎悪で世界にエネルギーを与え、ゆくゆくはイスラエルを破壊し、すべてのユダヤ民族を完全に一掃することなのです。聖書は、イスラエルの過去の歴史を通して、そして特に将来の患難時代の中で、イスラエルに対抗するこの悪を明らかにしています。

世界がイスラエルを憎む二番目の理由は、世界がいつもイスラエルを憎んできたからです。聖書のイスラエル史は、その初めからイスラエルに対する騒ぎや憎悪があったことを明らかに示しています。ユダヤ民族に対する憎悪はまさに今日に至るまで代々引き継がれて来たのです(出エジプト20:5)。

ユダヤ人に対する憎悪は、イエス様が再臨の時に戻って来られるまで続きます。世界におけるイスラエルの現在の問題を理解するためには、ユダヤ民族の歴史の始まりまで遡らなければなりません。私たちはイスラエルの過去に戻らなければならないのです。

イスラエルの歴史は、世界史のミステリーとして描写されています。哲学者や歴史家は、世界の歴史を理解する中で、ユダヤ民族の歴史は解くことのできない謎であると告白しています。それは彼らが聖書を読まず、また信じないからです。

聖書は、イスラエルの歴史を記しています。それはイスラエルの歴史の全てを含むわけではありませんが、主が、個人的にどのようにイスラエルと共に働かれたかを知り、かつ理解するために、すべての信者に必要だと思われるものを含んでいます。

創世記16章1-6節はイシマエルがどのようにして生まれたかという物語です。それは、アブラハムとサラとハガル、そして彼らと彼らの子孫の間における憎悪の始まりに関する興味深い記録です。サラは子供を生むことができなくて、彼女の奴隷であったハガルを第二の妻としてアブラハムに与えました。

ハガルはみごもり、やがてサラを見下すようになりました。それでサラはハガルに辛く当たるようになり、ハガルはすぐにサラと一族から逃げて行きました。これは7節にある物語から拾ったものです。

創世記16:7-12をお読みしたいと思います。

主の使いは、荒野の泉のほとり、シュルへの道にある泉のほとりで、彼女を見つけ、 「サライの女奴隷ハガル。あなたはどこから来て、どこへ行くのか」と尋ねた。彼女は答えた。「私の女主人サライのところから逃げているところです。」 そこで、主の使いは彼女に言った。「あなたの女主人のもとに帰りなさい。そして、彼女のもとで身を低くしなさい。」  また、主の使いは彼女に言った。「あなたの子孫は、わたしが大いにふやすので、数えきれないほどになる。」

さらに、主の使いは彼女に言った。「見よ。あなたはみごもっている。男の子を産もうとしている。その子をイシュマエルと名づけなさい。主があなたの苦しみを聞き入れられたから。 彼は野生のろばのような人となり、その手は、すべての人に逆らい、すべての人の手も、彼に逆らう。彼はすべての兄弟に敵対して住もう。」(創世記16:7-12)

ハガルは明らかにサラの扱いが好きではありませんでした。だから逃げ出す決心をしたのです。主の使いはシュルへの道にある泉のほとりで彼女を見つけました(7節)。シュルへの道は、エジプトに戻る道です。ハガルはもともとエジプトから来ていて、またそこに戻ったのかも知れません。

リチャード・ヒル牧師

次回(2回目)は、7月26日(水)掲載予定です。


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2017.07.25 05:19 | 礼拝
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去る5月15日(日)、日本イエス・キリスト教団・香登教会の工藤弘雄牧師が、お嬢様のH姉妹による特別賛美の後、ルカの福音書19:1-10から「きょう、救いがこの家に来た」と題してメッセージを取り継いでくださいました。(工藤牧師の紹介文はこちら

イエス様を見るためにいちぢく桑の木に登っていた取税人ザアカイに、イエス様が「ザアカイ、急いで降りて来なさい。きょうは、あなたの家に泊まることにしてあるから」と言われ、イエス様の招きでザアカイは回心し、救われ、神様との正しい関係を持つようになったお話しです。 
私たちクリスチャン一人一人も、神様から「ザアカイ」と直接名前を呼んでいただき、招いていただき、救いの恵みをいただいている者です。神の憐れみにより救いにあずかった時の気持ちを忘れず、主がいつもそばにいてくださる恵みに感謝し、神との正しい関係の中で信仰生活を歩みたいと思いました。

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また、その週の祈祷会でも、工藤牧師がサマリアの女性とイエス様の箇所から、個人伝道についてのメッセージを取り継いでくださいました。奇しくも、水曜日は工藤先生の誕生日だということで、
ラスベガス教会より、工藤牧師のお誕生日と、師が理事をしていらっしゃるWesley Biblical Seminaryより授与された名誉博士号のお祝いをサプライズでさせていただきました。先生ご夫妻は、「このように平日にこんなに準備して下さるのは並大抵でないと」ご自身も牧会をされていて、牧師夫妻や教会員のその忙しさをご存知なので、とても感心しながら何度も感謝されていました。このように、
工藤牧師夫妻にもお喜びいただき、主にあって繋がり、このような恵みの時を共に過ごすことができましたことは幸いでした。

(SK)

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2016.05.25 09:56 | 礼拝

当教会は福音的プロテスタント教会です 統一協会(世界基督教統一神霊協会)やエホバの証人(ものみの塔)、モルモン教でお困りの方はご相談ください

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